シャクナゲの花言葉や種類や誕生花などを紹介!

シャクナゲの花言葉の記事へようこそ。17世紀から20世紀中期にかけて、ヨーロッパではプラントハンターと呼ばれる職業を持つ人々が活躍していました。プラントハンターは食用や薬として使える植物の開拓はもちろん、世界中をまたにかけ新種の花の発見をすることもその目的の一つでした。

シャクナゲは、そんなプラントハンターたちによって中国からヨーロッパにもたらされた花です。シャクナゲが持つ花のダイナミックさ美しさはたちまち評判となり、品種改良や交配によって誕生した園芸品種はおよそ5000種もあると言われています。

今回はこのシャクナゲの花に秘められた花言葉の世界にご案内いたします。

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シャクナゲの花言葉の意味

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シャクナゲには「威厳」「荘厳」「危険」「警戒」「注意しろ」の花言葉があります。見る人を魅了する美しい花としての「威厳」「荘厳」ならわかるのですが、それとは対照的なシャクナゲの「危険」「警戒」は不釣り合いに感じるはずです。ところがこれらのちょっとダークなシャクナゲの花言葉の意味も、実はシャクナゲが持つ性質に見合った花言葉としてつけられているのです。

シャクナゲはもともと険しい高山のさらにまた奥地といった難所に咲く花でした。そのためシャクナゲを求めることには常に身の危険が伴ったものです。シャクナゲが持つ「危険」の意味とは、元来の生息環境からつけられた花言葉の意味と解釈できます。

またシャクナゲの「警戒」の意味は、シャクナゲの毒性に関係があります。シャクナゲの葉には「グラヤノトキシン」という痙攣性の毒が含まれていて、誤ってシャクナゲの葉を口にすると吐き気や下痢・呼吸困難をも引き起こす身近な危険植物としても知られます。「美しい花には毒がある」という昔からの言い伝えを表した一つが、シャクナゲの「警戒」や「危険」という花言葉のもととなっているのです。

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シャクナゲの花言葉の英語の意味

ではシャクナゲの意味を英語圏の表現で見てみることにしましょう。シャクナゲの危険という意味は「danger」で表されます。その他英語のシャクナゲの花言葉にも用心すると言った意味の「caution」や注意を意味する「beware」などが使われているようです。

このことから西洋におけるシャクナゲのイメージは、美しさよりもかえって危険性の方が重要視されていることがおわかりでしょう。

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シャクナゲの種類など花言葉に関する豆知識

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シャクナゲはツツジ科に属する花です。花色はピンク・赤・黄色に白などとても豊富で、実は日本の各地で固有の種類が存在する植物でもあります。ここでは日本の固有種と品種改良によって誕生した園芸種の中からいくつかをご紹介します。

・ヤクシマシャクナゲ

日本の最も南に自生するのがヤクシマシャクナゲで、日本における品種改良の元にも使われる有名な種類です。ただしその生息域は1500メートル以上の高地に限られています。

・ツクシシャクナゲ

紀伊半島から九州まで暖かい地域に自生しているのがツクシシャクナゲという種類です。高さは大きいもので4メートルにもなり、見た目のインパクトも大きい種類になります。

・ハクサンシャクナゲ

北は北海道、南は四国までと広い範囲で見られるのがです。高地に自生する姿は樹高が3メートルにもなりますが、家庭で栽培すると対照的にコンパクトな仕上がりになるのが特徴です。

・モーニング マジック

ヤクシマシャクナゲを元に交配させた種類です。蕾の段階ではピンクですが開花すると白の花が美しい特徴を持っています。

・マダム マッソン

非常に丈夫で育てやすい園芸種で人気なのがマダム マッソンという種類です。日本では「清涼殿」の別名も持っています。

高い山の難所にしか自生しないと言われるシャクナゲですが、日本にはシャクナゲにまつわるこんな言い伝えも残されています。

「背振山の弁財天と英彦山の権現の話」

脊振山(せふりさん)というのは福岡市の早良区と佐賀県神埼市の境に現存する山の名前です。背振山の頂上には神社があり、ここの弁財天がお隣の英彦山(ひこさん)で開かれた日本中の神々が集結する催しに参加するところから話は始まります。

英彦山には弁財天が見たこともないほど美しい花(シャクナゲ)が咲いていて、思わず1輪摘んで髪に刺してみることにしました。水辺に映った自分の姿が美しいことに気を良くした弁財天は、枝ごと取ろうとしてしまいます。そこに現れたのが英彦山の権現(=山の神)。弁財天の振る舞いに怒った権現は「私の大切な花を取るな!」と言いました。

その場は花を返して立ち去ったものの、それで納得するはずもないのが弁財天です。権現の隙をついて再びシャクナゲの花を摘んでは自分の髪の中に隠し、そのまま雲に乗って帰ろうとしました。何食わぬ顔で権現の前を通りすぎようとした瞬間、なんとしたことか髪に隠したはずの花がポロポロとこぼれ落ちてしまったのです。

再び怒りに震える権現は、自分も雲に飛び乗って逃げる弁財天を追いかけます。するとちょうど脊振山の麓にあたる竹の屋敷や鬼ケ鼻周辺で弁財天を追い詰めることに成功。仕方なく弁財天は摘み取ったシャクナゲの花を全部地上において自分は山の頂上に逃げ帰ったといいます。

このことから、英彦山には1本もないはずのシャクナゲがなぜか麓の村では咲くようになったのだそうです。めでたしめでたしかどうかは分かりませんが、シャクナゲの花がモチーフとなった面白エピソードの一つとしてご紹介しました。

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シャクナゲの誕生花

シャクナゲの葉の毒性は危険なものの、その性質を知っておけば何ら問題なく美しさを堪能できる花です。春から初夏を彩るシャクナゲを誕生花として贈るなら、次にご紹介する好適日を参考にしてみて下さい。

2月20日

4月26日

5月6日、8日、10日、15日(西洋シャクナゲに適した日)

6月5日(ピンクのシャクナゲに適した日)

7月12日

8月2日

ここでシャクナゲを誕生花として贈った、ある人物のエピソードをご紹介します。その人の名は日本でも有数の観光シャクナゲ園の創業者である池邊紀典(いけべとしのり)氏。彼は若かりし頃、たまたま出会った美しい花に魅了されるもその時この花の名前がなんであるかまで深く知ることはありませんでした。

それから時が経ち偶然にこの花と再会した池邊氏は、印象的だった花の名前が「シャクナゲ」であることを知ります。すでに結婚していた池邊氏は美しいシャクナゲの花を妻の誕生日に贈りました。春になると毎年威厳ある美しい花をたくさんつける姿に、いつしか妻も一緒になって夢中になっていきました。

ずっと美しいシャクナゲの花に囲まれて過ごしたいという妻の願いも手伝って、池邊氏はさまざまな品種のシャクナゲを庭に植えていくようになります。数が増えるにつれ、自分たちだけでなくもっと多くの人にこの花の魅力を知って欲しいとの思いは、その場所をシャクナゲ園として開業するきっかけとなったのです。

夫から妻への愛のこもった花の贈り物は「愛の花」として現在も「シャクナゲの森」を彩っているのだそうですよ。

※「シャクナゲの森」は宮崎県三股町にある観光植物園。東京ドームほどの広大な敷地に世界各国のシャクナゲが集められています。

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シャクナゲの名称・名前の由来

例えではその佇まいから「花木の女王」とも言われるシャクナゲの花。それではシャクナゲという名前の由来はどこからきているのかにもふれておきましょう。

シャクナゲは「石楠花」と書き、これが一般的な和名ともなっています。しかし原産国の一つである中国において表す漢字では「石南花」。しかも厳密にいうと、この花はシャクナゲとは別のバラ科の種類として区別されています。

複雑ではありますが、現在の和名である石楠花の由来は石南花を「しゃくなんげ」と単純に読んだことが次第に変化して最終的にシャクナゲとなったこと、さらに日本人が知る石楠花の表記は漢名ととらえるのが一番近い解釈になります。

ちなみに「石」という漢字が当てられている由来には、切り立った石だらけの場所に咲いている花だからという説もあるようです。

では学名の一つでもある「Rhododendron(=ロードデンドロン)」、また種名として表されることの多い「metternich」はどうでしょうか。まず学名のロードデンドロンは、ギリシャ語で赤い花やバラを指す「rhodon」と樹木を表す「dendron」という2つの言葉から成っています。直訳すると「赤い花が咲く木」。これはシャクナゲの姿がそのまま名前の由来になっているものと考えられます。

ちなみに種名については、採集家であるメッテル・ニッヒという人名をそのまま冠したのが由来となっているようです。

花言葉の世界を探ると、その意味を成す元となった神話や言い伝えにも出会えるものです。残念ながらシャクナゲに関してはその花言葉に直結するギリシャ神話は存在しないようですが、登場人物の名前に由来した属名を持つものが一つあるようです。

それはヒメシャクナゲと言われる種類で、大ぶりな花が特徴の西洋シャクナゲにあっては少々異色の姿をしています。花が何とも小ぶりで見栄えは少し劣るものの、葉の形状がシャクナゲに似ていることからヒメシャクナゲの名がつけられています。

この属名が「アンドロメダ」。アンドロメダとはギリシャ神話における絶世の美女として有名ですので、コンパクトながらも美しさの本質は失っていないこの花の属名にされたのではないかと解釈します。

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シャクナゲの開花時期

シャクナゲが開花するのは4月から6月頃。風が心地よく感じられるようになる時期に見ごろを迎えます。中国のヒマラヤ山脈や北アメリカなどが原産のシャクナゲは、耐寒性が優れている一方で耐暑性が低いとされますが、日本で好まれる品種の多くはその難点を克服し自生より木の高さもコンパクトで管理がしやすくなっているのが特徴です。

時期になればフラワーショップでも鉢植えが並ぶため、切り花よりも長く楽しみたい人にとってはこちらの方がおすすめかもしれません。

また一度にその見ごろを堪能するなら、やはりプロの手で育てられたシャクナゲ園に出向くのが一番でしょう。誕生花でご紹介した宮崎県の「しゃくなげの森」のほか、浅間高原大分の上津江村にもシャクナゲの有名なスポットが存在しています。

シャクナゲの花言葉のまとめ

今回はシャクナゲが持つ花言葉についてお伝えしました。花をモチーフにしたたとえにはいろいろありますが、「高嶺の花」もその一つではないでしょうか。高嶺の花とは、眺めているだけで実際には手の届かない場所にあるもの、もしくは憧れだけに終わってしまうことの意味ですが、この高い嶺に咲く花こそシャクナゲを指しているとはあまり知られていません。

先人たちにしてみればシャクナゲの貴重さはまさに高嶺の花。扱い方次第ではその毒で人間の命をも脅かすほどの力を持っている点でも注意が必要な花であることには違いありませんね。

あなたもこの花言葉の記事をきっかけに初夏のシャクナゲを観察する旅を計画してみてはいかがでしょうか。

シャクナゲの花言葉でした。

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