ポインセチアの花言葉の意味!色別とクリスマスとの関係は?

1年の締めくくりを迎える12月は世界各国でさまざまなイベントが催され、慌ただしくも華やかな月。街のあちらこちらにはクリスマスのイルミネーションやディスプレイが輝き、見ているだけでも心がウキウキ弾んでくるようです。

花は季節の訪れを運んでくれる使者として私たちの目を楽しませてくれるものですが、特に年末を迎えるこの頃になると目立ってくるのは赤と緑のコントラストが美しいポインセチアの花ではないでしょうか。クリスマスフラワーの異名を持つポインセチアには一体どんな花言葉があるのか、またこの花がクリスマスにふさわしいと言われる所以(ゆえん)についてもご紹介したいと思います。

ポインセチアの花言葉の意味

見る人に鮮烈な印象を残すポインセチアには、「祝福する」「聖なる願い」「幸運を祈る」「聖夜」「清純」さらに「私の心は燃えている」などの花言葉があります。聖なる夜を祝福するといった意味は、いかにもこのシーズンを彩るポインセチアらしい花言葉と言えそうですが、「清純」や「私の心は燃えている」にはそれぞれ違った観点からの意味があるようです。

まず「私の心は燃えている」については、見た目そのままの意味。幾重にも重なった赤が、さながら炎のイメージといったところでしょうか。そして「清純」はポインセチアの原産国メキシコの先住民族たちがこの花の赤色を清純のシンボルとしたことに由来しています。

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英語のポインセチアの花言葉

では、これらの全体的な意味を英語圏では何と表現しているのか見ていきましょう。「清純」はpurity直訳すると純度を表す単語が使われています。さらにbe of good cheer。これは「元気を出して」という意味ですが、真っ赤な色から連想される活気にあやかったポジティブな花言葉として、贈り物としてもふさわしいのではないでしょうか。

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ポインセチアの花言葉とクリスマスの関係

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近年ではほぼ当たり前のように店頭に並びクリスマスの雰囲気を盛り上げているポインセチアの花ですが、「そもそもクリスマスとどんな関係性があるの?」ときかれると今一つ自信がない方もいらっしゃるはずですね。ポインセチアの持つ魅力にもっと近づいていただくため、その理由にも触れてみたいと思います。

ポインセチアは、もともとメキシコのサバンナ原産で温かく乾燥した土地に咲く植物。寒さ厳しいクリスマスシーズンの花としてクローズアップされるようになったきっかけは17世紀にまで遡ります。この花を世に知らしめる発端となったのは当時メキシコで生活をしていたフランシスコ教会の修道僧たちです。

ポインセチアは彼らによってキリストの生誕祭で使う行列の飾りとなりノーチェ・ブエナ(=聖夜)と呼び親しまれたのですが、選ばれた理由はポインセチアならではのカラーリングと形にあると言えます。ポインセチアの赤は「キリストの流した血の色」緑はエバーグリーン(=常緑)から連想される「永遠の命または愛」、さらにポインセチアの樹液にもみられる白は「純潔」の象徴としてキリスト教においては縁起物とされる色なのです。

特にヨーロッパではクリスマスに贈り物をするなら「赤」という習慣もあることから、この時期にふさわしい花としてポインセチアが選ばれたというわけです。私たちが何気なく目にしているクリスマスカラーの原点はポインセチアからきていると言っても過言ではないようですね。

さらにポインセチアの形をよく観察すると、8つの頂点を持つ八芒星の星形に見えることがわかります。八芒星はキリストの誕生を知らせた伝説でも有名なベツレヘムの星を示すため、当時の修道僧たちにとってのポインセチアは偉大なるキリストそのものをイメージさせるような存在であったと推察されます。

色別で見るポインセチアの花言葉

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ポインセチア全体に共通する花言葉はキリストの誕生を祝福する象徴的な花言葉がいくつも存在していて、視覚と背景にある宗教的な観点からも奥深さを感じるものです。では一般的な赤だけでなく白やピンクの葉色を持つポインセチアにはどんな花言葉の意味があるのでしょうか。

ピンクのポインセチアの花言葉

2000年代になってから登場した品種で、「プリンセチア」に代表されるのがピンク色のポインセチアです。可憐なお姫様をイメージしてつけられた名前ですから、それにふさわしい「純潔」や「思いやり」といった花言葉になっています。

燃え上がるようなインパクトを持つ赤いポインセチアに比べるとワントーン柔らかな印象のピンクは、確かに優しい花姿。フレッシュさと可愛らしさもある若々しいポインセチアといえそうですね。

では葉色が白はどうかというと、「慕われる人」「あなたの祝福を祈る」がメジャーな花言葉となっています。もちろん色のイメージとしては「純潔」に通じるものもありますので、相手への敬意を表すときの贈り物や真っ新な気持ちを伝えるという意味でも選びたい色です。

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白のポインセチアは、赤ありきと思い込んでいる相手にとって斬新でサプライズ的なプレゼントになり得ると思います。

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定番中の定番、赤は「祝福」「幸運を祈る」「私の心は燃えている」などポインセチア全体の意味とほぼ同じ花言葉を持っています。この時期にちょうど誕生日を迎える方にとっては何よりもお似合いのプレゼントになりそうです。

ポインセチアの種類などの花言葉に関する豆知識

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色別の花言葉でご紹介したように、ポインセチアは赤以外にもピンクやイエロー・白など品種改良によって生まれた仲間があります。美しい星形が特徴のポインセチアですが、花のように見える部分は花びらではなく葉。厳密にいうと「苞(ほう)」と呼ばれるものです。花はその苞に囲まれた中央にある緑の部分のことで、花とは名ばかりの控えめな姿をしています。

まずは定番の赤いポインセチア。こちらは「ウインターローズ」と名付けられており、まさに真っ赤なバラの花を連想させるものです。このウインターローズをさらに改良した「ウインターローズマーブル」は、白っぽい葉にピンク系のマーブル模様が入ったおしゃれなポインセチアです。

花言葉でご紹介したピンクで最も有名なものは「プリンセチア」。淡い「ルージュ」から色味の濃い「ホットピンク」などピンクの濃淡の違いも楽しめる品種となっています。プリンセチア以外にはフリルのような葉が可愛らしい「カルーセルピンク」も人気があります。

さらに葉色がレモン色から白みがかっているのが「レモンスノー」と呼ばれる品種。真っ赤なウインターローズとの紅白のコントラストが美しいため、お正月を祝うディスプレイに用いられることも多い組み合わせです。この他にも一鉢で異なった葉色が楽しめる「クレイジークリスマス」「ジェスターレッド」といった個性派のポインセチアもあります。

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誕生花

12月5日、12月9日、12月22日。これらはいずれもポインセチアを誕生花としてみた場合の好適日として知られる日です。またクリスマスフラワーと呼ばれるだけに欠かせないのが12月25日。同じく赤のポインセチアに集中して見ていくと、この他にも12月3日が真っ赤なポインセチアを贈るにふさわしい日と言われています。

またレモンスノーなどに代表される白いポインセチアに関しては、11月18日、12月29日を好適日と考えるのが一般的なようです。季節らしさの演出と共に花言葉の意味を重ねて、スマートな花のギフトを選びたいものですね。

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名称・名前の由来

ノーチェ・ブエナという呼び名が付く前から原産国のメキシコでは先住民族たちによって解熱剤や染料として使われていたポインセチア。この名は発見者の名前から付けられたものと言われています。時は19世紀、アメリカ人で初のメキシコ公使であったジョエル・ロバーツ・ポインセットという人物の名がその由来です。

公使であるとともに植物学者でもあったポインセットは、この花を本国アメリカに持ち帰り品種改良に成功します。そこから世界中に広まったことをきっかけに、ポインセットの名を冠した「ポインセチア」と命名されています。

ちなみに日本へ渡来したのは明治時代。和名の「猩々木(しょうじょうぼく)」というのは能の演目にもなっている架空動物の猩々(=サルに似た類人猿)の姿に例えたものと言われます。猩々は大酒のみで赤ら顔とされていることから真っ赤なポインセチアの葉の色とリンクした名前ということなのでしょう。

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季節・開花時期

ポインセチアが開花するのは11月から1月にかけてとなります。もともと暑さに強く寒さには弱い植物ながら、品種改良によって冬を代表する花の一つにまでなるとは、発見したポインセット博士も想像しなかったに違いありません。開花すると半日陰でも育つポインセチアは冬場の鉢植えとして不動の人気を持つまでになっています。

もとは管理しやすい低木の常緑樹ということで挿し木で増やして楽しむ方も増えていて、冬場を彩る赤からピンク・黄色に白と美しい葉色のグラデーションは圧巻の一言につきるものがあっておすすめです。

まとめ

今回は、華やかなクリスマスを彩るポインセチアの花言葉についてご紹介しました。冬の定番だと思っていたポインセチアが実はメキシコ原産だと知って驚かれた方もあるでしょう。花言葉に隠された意味だけでなく、なぜクリスマスの花になったのかなど興味深いエピソードをいくつももったポインセチア。あなたの好奇心を満足させることはできたでしょうか?

ちなみにポインセチアのイメージともなっている八芒星は八角形の星形。これは四季や土用と言われる季節の節目、または易学で重要な八方位とも深く関わる不思議な形です。宗教こそ違えど神聖な形としてととらえるならば、ポインセチアは幸せと神々しさをもった花。今年の聖なる夜はそんなポインセチアの花言葉に想いを馳せて頂くと嬉しいです。

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