ベゴニアの花言葉の意味をピンク・赤・オレンジなどを紹介!

ベゴニアという花をご存じですか?鉢植えや花壇などの植え込みとしてポピュラーであり、身近なところで目にする花の1つです。名前は聞いたことがなくても、花を見たらすぐにわかるのではないでしょうか?

ガーデニングを趣味にしている方にはもちろん、ちょっと花が欲しいという初心者にも育てやすいことから人気のある花です。

筆者の実家にもプランターで植わっており、季節が進んで秋になり庭の草木が茶色く色を失くしていく中で、ピンクと白の花を咲かせ、目を楽しませてくれています。

ちょっと不思議な名前を持つ花ですが、どこから付けられたものなのでしょうか?

今回は身近な植物だけど、あまり知られていないベゴニアの言葉や名前の由来について、紹介していきたいと思います。

ベゴニアの花言葉の意味

熱帯や亜熱帯地域を原産とするベゴニアはシュウカイドウ科シュウカイドウ属(ベゴニア属)の総称であり、たくさんの品種があり、品種によって花の開花時期もさまざまです。赤や白、ピンクなどの花が咲き、中には黄色や紫などの花を咲かせる品種もあります。

花色や品種が多いベゴニアは、色別や品種別に違った意味があります。

ベゴニアの全般的な意味は「片思い」「愛の告白」「親切」「丁寧」「幸福な日々」「永遠の栄え」であり、由来はベゴニアの葉がハートの形をしているように見えるため、「愛の告白」や「幸福な日々」といった言葉が付けられました。

しかし、ハートの形をした葉が左右非対称でちょっといびつな形をしている事から、「片思い」という愛や幸福とは相反する意味の言葉もあります。

片思いをしていても愛の告白をして、幸福な日々が迎えられるように、という願いが込められているとも取れますね。

実際に葉を見てみると多肉質の葉はハートの形をしており、実家のベゴニアには落ち着いた黒っぽい茶色の葉に花の色に合わせた縁取りが入っており、不思議な色合いをしています。花はもちろん、葉を鑑賞する観葉植物となる品種があるのもわかるような気がします。

英語のベゴニアの花言葉

ベゴニアの英語での花言葉は「beware(注意する、用心する)」で、日本の意味とは全く違った意味を持っています。

「beware(注意する、用心する)」の由来はわかりませんでしたが、日本の花言葉は主に西欧の意味を核として多くのバリエーションが付けられています。

なぜベゴニアの花言葉では核としなかったのかわかりませんが、英語よりも見た目が印象的な葉から連想されるイメージを優先したのかもしれません。

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色別で見るベゴニアの花言葉の意味

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「片思い」という花言葉の由来は葉から来ていましたが、花色での花言葉はどうなっているのか、色別の花言葉を見ていきましょう。

ピンクのベゴニアの花言葉

ベゴニアの花の色で花言葉が付いているのは代表される赤と白で、ピンクには特に個別に花言葉は付けられていないようですが、全般的な言葉の「幸福な日々」があてはめられる場合もあります。

ピンクという色はやわらかい優しいイメージを持ち、女性的な色ですが、ピンク色には安らぎに満ち足りた気分を与えてくれる効果があり、「幸福な日々」という言葉であっても間違いではないともいえます。

ピンクのベゴニアの花はとても優美でやわらかな色をしており、見ているとほんわかとした気持ちになります。

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赤(オレンジ)のベゴニアの花言葉

赤のベゴニアの花には「公平」という意味の花言葉がありますが、オレンジには特に花言葉は付けられていないようです。

オレンジにはにぎやかや楽しさなどの元気なイメージがあることから「永遠の栄え」という言葉があてはめられる場合もあります。

左右非対称な葉が特徴ですので、どちらかといえば「偏る」という言葉の方が合うような気もします。ですが花言葉にはネガティブな意味よりもポジティブな言葉が使われている方が気持が良く、贈り物にする際にも安心できます。

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ベゴニアの種類別の花言葉

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ベゴニアには2000種以上の原種と約10,000種を超える交配種があり、品種数がとても多い植物です。そのため、代表的な品種には花言葉が存在します。

種類別ではどんな花言葉があるのか見ていきましょう。

リーガスベゴニアの花言葉

「ソコトラナ(Begonia socotrana)」という品種とさまざまな球根性ベゴニアを交配して生まれた園芸グループで、「エラチオールベゴニア(Elatior begonia)」とも呼ばれています。

ドイツの育種家オットー・リーガー氏が1955年に弱い品種だったエラチオールタイプを改良して、病気や暑さに負けない強い品種を作り出して、それが普及したことからリーガスベゴニアという名前が付けられました。

一重咲きや八重咲きの花をたくさん付け、花色も多岐にわたり、見た目も大変に華やかなことから人気があります。「高貴」という花言葉が付けられていますが、特に八重咲きの花は豪華で見た目に相応しい花言葉といえるでしょう。

レックスベゴニアの花言葉

原種のベゴニアレックス(Begonia rex)とさまざまなベゴニアを交配して生まれたグループで。葉にさまざまな色や形、模様が現れるため、観葉植物として人気があります。

レックスベゴニアは品種が多いベゴニアの中でも最も多く、バラエティーに富んだ品種となっています。

「愛される喜び」という言葉がつけられており、他の品種にはない一風変わった特徴を持っていても愛される、その喜びを言い表しているといえるでしょう。

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木立ベゴニアの花言葉

茎が立ち上がるベゴニアを木立ちベゴニアは、何段にも枝分かれしてぶら下がるような花を咲かせます。葉の間からいくつも垂れ下がってバランスよく咲く花姿が美しく、まるでシャンデリアのように見えるのが特徴です。

花姿そのものをあらわしたような「釣り合いが取れている」という言葉が付けられています。

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クリスマスベゴニア

「ソコトラナ(Begonia socotrana)」種とドレゲイ種(Begonia dregei)の球根性ベゴニアを交配して生まれた品種で、「ローレンベゴニア」とも呼ばれ、11月~4月頃にピンク、赤などの花を咲かせるため「冬咲きベゴニア」とも呼ばれます。

クリスマスの時期に鉢植えで出回るためクリスマスギフトとしても人気があり、「永遠の栄え」という言葉が付けられています。

またクリスマスベゴニアの中で「ベゴニアラブミー」という品種は種から育てられ、「あなたについていく」という言葉が付けられており、ギフトにもピッタリな意味を持っていますが、とても繊細で寒さ対策をするなど愛情が必要な品種です。

ベコニアセンパフローレス

ベゴニアセンパフローレンスはおそらく日本で最も普及している品種であり、「四季咲きベゴニア」とも呼ばれています。原種のセンパフローレンスを元に交配した品種で、気温差に強くて冬越しも難しくないため、ガーデニング初心者にも育てやすくなっています。

花言葉は長期間にかけてどんどんと花を咲かせることから「永遠の栄え」と、左右非対称であるため「不格好」「奇形」というネガティブな花言葉が付けられています。

ベゴニアの種類など花言葉に関する豆知識

シュウカイドウ科シュウカイドウ属の植物の総称ですが、属名は別名「ベゴニア属」といわれ、学名はそのまま「Begonia」となるほど多く品種が存在します。生態の違いから大きく木立ち性、根茎性、球根性の3種類に分けられています。

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木立ち性ベゴニア

地下に球根や根茎を作らず、地上の茎が立ち上がる直立性のベゴニアを「木立ち性」といい、花はシャンデリアのように咲きのが特徴です。茎は木のように年々太くなっていくわけではなく、株姿からさらに4タイプに分けられます。

  • 叢生(そうせい)型(Shrub Laik)・・・比較的やわらかな草のような茎が、地際から多数伸び出して株立ちになり、細い茎が枝分かれします。
  • 矢竹(やたけ)型(Cane Laik)・・・比較的太くかたくなり、竹のように節を持った茎が特徴です。背も高くなり、草丈や系統からさらに大型種、中型種、小型種、カスラーハイブリッド、スーパーバタイプ、マレータイプに分類されます。
  • 多肉茎型(Thick Stemmed)・・・・茎は多肉状になっていてあまり枝分かれせず、直立して伸びていきます。
  • つる性型(Trailing Scandent)・・・・茎が細くつる状に伸びるもので、はい登るタイプと垂れ下がって伸びる下垂性に分けられ、ハンギング仕立てに適しています。

木立ち性の代表とされるベゴニアセンパフローレンスは叢生型に分類されます。

根茎性ベゴニア

花ではなく葉を楽しむタイプで、地面に接した部分から多肉質に太った「根茎」を持つベゴニアを「根茎性」といい、茎は真っすぐに立ち上がらずに地面に接してはうようにして枝分かれしていきます。

根茎が短く茎が立ち上がって枝分れするものや根茎が半ば地中に埋まり、葉が直接地面から出る品種もあります。

レックスベゴニアが根茎性の代表とされています。

球根性ベゴニア

地中に球根を作るタイプのベゴニアで、華やかな大輪の花を咲かせるます。多年草ですが冬は球根の状態で冬越しさせます。

球根性ベゴニアはさらに太い茎が立ち上がるスタンドタイプとやわらかい茎が垂れ下がるハンギングタイプと分類されます。

リーガースベゴニアが球根性の代表とされています。

ベゴニアの誕生花

ベゴニアにはたくさんの品種があるためでしょうか、たくさんの日の誕生花とされています。プレゼントとして贈る場合には品種や色、花言葉にもこだわってみてはいかがでしょうか?

  • 1月13日の誕生花
  • 1月30日の誕生花
  • 2月3日の誕生花(ベゴニアセンパフローレンス限定)
  • 3月14日の誕生花
  • 3月17日の誕生花
  • 6月14日の誕生花(ベゴニアセンパフローレンス限定)
  • 9月28日の誕生花(レックスベゴニア限定)
  • 10月18日の誕生花(ベゴニアセンパフローレンス限定)
  • 10月31日の誕生花(レックスベゴニア限定)
  • 11月17日の誕生花(赤色限定)
  • 11月29日の誕生花(白色限定)
  • 12月8日の誕生花(リーガースベゴニア限定)
  • 12月24日の誕生花(クリスマスベゴニア限定)

名称・名前の由来

花の名称はフランス領アンティル諸島総督ミシェル・ベゴン(Michel Begon)の名前にちなんで名付けられました。

フランスの植物学者シャルル・プリュミエによって1700年に出版された書物の中に6種のベゴニア属の植物が紹介されています。

名前の由来となったベゴンはルイ14世にアンティル諸島の植物採集者としてプリュミエを推薦して、ベゴニアを紹介するきっかけを作ってくれた人物です。

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季節・開花時期

品種によって開花時期が異なるため、ベゴニアは1年を通して楽しめる花といっていいでしょう。四季咲きといわれるベゴニアセンパフローレンスは4月中旬~11月と開花期間が長く、さらにリーガースベゴニアは真夏以外の9月中旬~6月下旬までと開花期間が長くなっています。

冬にはクリスマスベゴニアが華やかに彩ってくれるため、代表的な品種だけでも1年中花が見られます。

まとめ

ベゴニアについて詳しく紹介しましたが、いかがでしたか?

たくさんの種類があって花だけでなく葉も楽しめるベゴニアは、「愛の告白」というロマンティックな言葉を持ってるので、好きな人へのプレゼントにピッタリな花です。花言葉にピッタリのお気に入りの品種を見つけてみてください。

最後までご拝読いただきありがとうございました。

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