福寿草(フクジュソウ)の花言葉を紹介!

お正月になると、必ず福寿草を見かけますよね。幸福を招き、長寿を願う花として、そして縁起物として福寿草は日本では愛されていますが、実は福寿草には悲しく報われないお話が隠されているのをご存知でしょうか?

こちらでは福寿草の悲しい花言葉の由来に加えて、福寿草とお正月の関係などもご紹介致します。次のお正月には福寿草の物知り博士になれるかもしれませんよ。

福寿草の花言葉

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福寿草の花言葉は「幸福」「祝福」「幸せを招く」「永久の幸福」「回想」「思い出」「悲しき思い出」となります。どれも素敵な花言葉ですよね。福寿草の「祝福」「幸せを招く」「幸福」の花言葉の由来は、名前の「福」からイメージされて付けられました。

福寿草の「回想」「思い出」「永久の幸福」の花言葉の由来は、名前の「寿」から付けられました。福寿草を飾るとその家に幸せが訪れると言い伝えがあったそうです。それぐらい福寿草は福を招いてくれる花として愛されているんですね。

ですが福寿草の「悲しき思い出」の花言葉は、言葉通りの悲しいギリシャ神話の一つが由来とされています。福寿草の学名「アドニス」の由来にもなっています。その神話は、愛と美の女神アフロディーテと一人の少年のお話です。

アフロディーテに心から愛されていた、美少年アドニスがいました。ある日アドニスは森へ狩りに出かけました。すると大きな猪が飛び出してきて、アドニスは喜んで狩ろうとします。ですがアドニスの打った弾丸は猪に当たらず、猪の鋭い牙がアドニスを襲います。

アドニスの胸に深く突き刺さった猪の牙、その後アドニスは真っ赤な血を流して絶命してしまいます。それを知ったアフロディーテは悲しくて悲しくて仕方ありませんでした、不慮の事故とは言え、あまりにも残酷な終わりです。

するとアドニスの流した血から、真っ赤な花が咲きました。アフロディーテはアドニスへの愛を込めて、その花に「Adonis(アドニス)」と名付け、楽しかった思い出に浸っているのでした。ですが、まだこの話には裏があります。

そもそもアフロディーテには、戦いの神アレスという愛人がいました。アフロディーテがアドニスを愛していると密告したのは、同じくアドニスを溺愛していた、冥界の女神ペルセポネーです。

ペルセポネーから話を聞いて嫉妬に狂ったアレスが、猪に変化してアドニスを殺した、という事になります。しかしペルセポネーはまさかアドニスを殺すとは考えもしなかったことでしょう。

日本での福寿草は一般的に黄色とされていますが、ギリシャの福寿草は血のように真っ赤です。この「悲しき思い出」はアフロディーテだけではなく、ペルセポネーの思い出も込められているのかもしれませんね。

ちなみに一番有力な神話は上記のものですが、アフロディーテではなく美の女神ヴィーナスだったという説もあるようです。なんとも哀れで、救いようのないお話ですよね。アドニスは神たちの嫉妬によって絶命してしまうだなんて、救える神はいなかったのでしょうか。

以上が福寿草の花言葉と、花言葉の由来になります。日本では福寿草は服を招く幸運の象徴として愛されていますが、実は誰も救われない悲しい神話が隠されていましたね。

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英語の福寿草の花言葉

福寿草の英語での花言葉は「sorrowful remembrance(悲しき思い出)」の一つです。英語の福寿草には幸福などの花言葉は付けられていませんね。先ほどご紹介したギリシャ神話から花言葉が付けられた説が濃厚です。

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福寿草と正月

日本ではお正月や年の瀬になると、スーパーマーケットでも福寿草が売られるようになり、一家に一つは飾られているかと思います。福寿草と同じく、縁起のよい花として「南天(なんてん)」も一緒に買うのが一般的です。

南天は「難を転じる」とされていますが、福寿草と合わせると「難を転じて福となす」ことになります。なんとも縁起が良く、日本人らしいかけ合わせ方ですよね。

元々は旧暦の正月、2月頃に咲くことから「一年の始まりに福を呼ぶ」として江戸時代から飾られていました。ですが今は暦が変わって1月が正月になっていますよね。今みなさんが飾られている福寿草は促成栽培されたものになります。

ハウス栽培とも言いますが、天然ものでなくても福は招いてくれるのでご安心くださいね。ちなみに縁起が良いとしているのは世界で日本だけだそうです。春を知らせる花としてアジア各国では好まれていますが、縁起物のように扱うのは日本だけです。

そもそも海外では黄色の花を嫌う傾向にあります。理由は定かではありませんが、色彩学の研究結果では、テロ組織がよく身に纏うものに必ず黄色があるからだとされています。海外ではテロの被害が大きいですから、黄色がトラウマのようになっているのかもしれません。

逆に日本では、黄色を「黄金色(こがねいろ)」と呼び、金運をアップさせる良い色だとして愛されています。風水などでも黄色の物を一つ持っておくと良いとされていますよね。

日本で福寿草が愛されているのは、恐らく黄金色の花で商売繁盛する一年になりますように、と願いを込められているからかもしれません。縁起物はゲン担ぎにもなりますから、飾ったことのない方は、次の正月には福寿草を飾ってみてはいかがでしょうか?

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福寿草の種類など花言葉に関する豆知識

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ここからは福寿草の種類などの花言葉に関する豆知識を解説していきます。日本で咲いている福寿草は黄色が一般的で、そこまで多くの種類を持ちません。ギリシャでは真っ赤な福寿草になりますが、今回は日本で咲く福寿草をいくつかご紹介いたします。

まず紹介する福寿草の種類は「福寿海(フクジュカイ)」です。正月時には一番見かける品種です。大輪の黄色い花を咲かせ、花びらは多弁性です。とても耐久力のある品種なので、庭に植えるのが最適です。

続いて紹介する福寿草は「秩父紅(チチブベニ)」です。その名の通り、少し淡い紅色の花を咲かせます。別名「紅花(べにばな)」と呼ばれており、福寿海と並んでとても人気のある品種です。種から芽が出たばかりの状態である「実生品(みっしょうひん)」として売られることが多いです。

お次に紹介する福寿草は「ミチノクフクジュソウ」です。小さめの黄色い花を咲かせ、花びらの先端がオレンジ色になるのが特徴です。日本では東北から九州にかけて分布しており、海外では朝鮮半島から中国へと広く分布しています。朝鮮半島と中国では春を知らせる花としてこの品種が用いられています。

続いて「撫子(ナデシコ)」です。あのピンクや紫に咲かせるナデシコとまったく同じ名前ですが、立派な福寿草の仲間です。ナデシコの花びらは切れ込みがたくさん入って、バサバサした花びらになっていますよね。この花びらを「撫子弁」と呼びます。

この撫子弁を持った福寿草で、見た目もナデシコにそっくりなことからこの名前が付けられました。黄色く咲く撫子と思えば、とても可愛らしいですよね。花自体は丈夫なので、庭咲きに植えても枯れることはなさそうです。

同じ撫子弁を持った「紅撫子(ベニナデシコ)」という品種もあります。淡いオレンジ色に色づき、撫子と同じく小さく可愛らしい花を咲かせます。その小さな花が可愛くて魅力的なことから、園芸品種として人気の高い種です。

最後に「白寿(ハクジュ)」です。この品種は今までの福寿草と違って、色がクリーム色で珍しい品種です。別名「白花(シラバナ)」と呼ばれており、見た目の美しさ、名前の縁起の良さから神前式でよく用いられています。

以上が福寿草の仲間たちになります。福寿草はどれも名前が可愛くて、縁起の良さそうなものばかりでしたね。ですが、実は茎と葉に強力な有毒成分が検知されています。誤って子供が食べてしまうと命を落とす危険性があります。

漢方として強心剤などに用いられていますが、とても強力な成分になるので市販の漢方には含まれていないことが多いです。綺麗で可愛らしい花ですが、お子様がいらっしゃるご家庭の場合は、手の届かない位置に飾った方がよさそうですね。

おそらくいつも飾っていた福寿草は福寿海かと思いますので、次の正月には別の福寿草を飾ってみるのはいかがでしょうか?

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福寿草の誕生花

福寿草の誕生花は1/1,1/3,1/4,1/12,2/26,4/6となります。正月の「三が日」がしっかりと誕生花になっていますね。2/26は恐らく旧暦の正月の頃につけられたものでしょう。

誕生花は大体の花が、ギリシャ神話や中国の伝説などから付けられたものが多い中で、日本の正月にピッタリな誕生花になっているのは珍しいことです。もしかすると、福寿草に関しては日本人が正月に合わせてつけたのかもしれませんね。

福寿草の名称・名前の由来

福寿草には「福」と「寿」という、縁起の良い言葉が入っていますね。これは春一番に咲くおめでたい花だということから付けられました。旧暦の正月は、今の暦で言うと2月頃です。

昔のお正月の頃で、一年の最初に咲く花であることから「福告げ草(ふくつげそう)」と呼ばれていましたが、言葉や時代が変わって、今の名前へと変わっていきました。このお話に関係して、福寿草の特徴からも名前が付けられたとされています。

それは福寿草の花持ちが10日から約14日ととても長いことから、「長寿を表す」とされ、「長寿は幸福に近づく」ことから「福」の文字がとられ、この名が付いたという事です。どちらも昔から幸福と長寿を願う日本人らしさが出ているお話だと思います。

別名は「元日草(がんじつそう)」「朔日草(ついたちそう)」となります。どちらも正月頃に咲くことと、1/1の正月をお祝いする花であることから、この名で呼ばれています。「朔日」は旧暦の正月での1日の呼び方です。

先ほど花言葉の時にご紹介したアドニスのお話は、学名のAdonisの由来となっています。ちなみにアドニスの登場する神話は、後に「アネモネの花だった」と言われており、福寿草ではなかった可能性もあるそうです。

アドニスとアフロディーテ絵が中世でも描かれていますが、その中でもアネモネになっており、近代で再翻訳されたギリシャ神話でもアドニスの流した血からアネモネが咲いたと記されています。

当時はそこまで花の種類は多くなく、あったとしても名前が広まっていなかった可能性が高いため、福寿草に似ていたアネモネの花と混同してしまったのかもしれませんね。

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福寿草の開花時期

福寿草は1月~3月頃に開花し、福寿草が市場に出回るのも同じく1月~3月になります。福寿草の最盛期は2月で、花持ちは一株10日から14日程と、とても長いです。日本では黄色やオレンジ色に咲かせますが、海外では赤い福寿草も存在しています。

一般的に正月頃に福寿草を買って飾るものは、すでに花が咲いていて、南天とセットになっていることが多いですよね。もし園芸として福寿草を楽しむ場合は、実生品の苗を買って栽培することになります。

福寿草の場合は種から売られず、基本的には実生品で売られていますので、園芸店でも福寿草をすぐ見つけることができますよ。

福寿草の花言葉のまとめ

ここまで福寿草の花言葉について解説してきましたがいかがでしたでしょうか?福寿草は日本ではとても縁起の良いものとして愛されていますが、自分勝手な神々に翻弄された悲しい美少年のお話が隠されていました。そして、福寿草にはいくつか品種が存在することもご紹介致しました。

福寿草はお正月前から育てることも可能な種ですので、特別な一年にしたい場合は12月頃から栽培しても良いかもしれませんね。福寿草の記事でした。

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