ゼラニウムの花言葉の意味を赤・白・ピンク・深紅など紹介!

ゼラニウムという赤い花をご存知でしょうか?もしかしたらエッセンシャルオイルの名前で聞くことが多い方もいらっしゃると思います。ゼラニウムの仲間は100種類を超えるほど多く、昔からヨーロッパでは愛されていた花です。

名前はピンと来ていない方でも、一度は見たことのあるような、赤く美しく咲くゼラニウムですが、どんな花言葉があるのでしょうか?その花言葉の由来や種類、ゼラニウムについてご紹介していきます。

花言葉は色によって、贈り物に適していない場合もありますので、注意してみてくださいね。

ゼラニウムの花言葉の意味・由来

ゼラニウムはたくさんの種類がある分、様々な色で花を咲かせます。色に関係なく、一般的なゼラニウムの花言葉は「真の友情」「信頼」「尊敬」「決心」となります。

この「真の友情」の花言葉は、ゼラニウムの花が中心に集まり、寄り添う形で咲くことから付けられた花言葉です。ゼラニウムのように自然と集まってくる友達が、真の友情だ、という意味合いが込められていそうです。

ムハンマドが開祖したイスラーム教のマホメットの言い伝えの中では、「敬意」「信頼」「愛」という花言葉が付けられていたそうです。

ゼラニウムは100種類以上の種を持つ花ですから、花言葉の由来がはっきりしていないものも多いようです。色別ですと、しっかりと由来が判明しているものもありますので、後述する色別の花言葉で確認してみてくださいね。

ちなみに葉っぱにも花言葉が付けられており、「努力家」という意味を持ちます。

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英語のゼラニウムの花言葉

英語での花言葉は「true friendship」(真の友情)「stupidity」(愚かさ)「gentility」(育ちの良さ)(上流階級)が付けられています。「育ちの良さ」「上流階級」の由来は古くからイギリスの上級階級の人々が、好んでゼラニウムを育てたことから付けられています。

「真の友情」は日本での花言葉と同じ由来があります。「愚かさ」については、その可愛らしい見た目から想像もつかない、青臭い香りを持つことから付けられたとされています。

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色別で見るゼラニウムの花言葉

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たくさんの色をもって咲くゼラニウムですが、今回はよく見かける色、変わった花言葉をもつ色の花言葉をご紹介します。色によって良い意味、悪い意味とはっきり分かれますので、贈り物するときには要注意かもしれません。

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真っ赤に燃えるように咲く赤のゼラニウムの花言葉は「君ありて幸せ」「あなたがいて幸せ」です。贈り手であるあなたのことをよく知っている友人や恋人、大切な人へと贈る際に最適な花言葉です。

英語では「protection」(保護、守る)「preference」(優先、好み)と付けられています。これはマホメットの言い伝えから付けられたとされています。

イスラーム教の教祖であるマホメットに関するお話です。このゼラニウムは、イスラームの教えの中で、アラーが作り出した聖なる植物であると、神聖に扱われています。

アラーとは、イスラーム教では中心ともいえる神であり、信仰者たちはその他の神を決して認められないとされる神です。マホメットが開祖してから今まで、多くの人々に熱く愛される神の一人です。

マホメットが自分の着ていた衣を洗い、乾かすために「マロウ」という植物の上に干しかけました。マロウとは、今では葉をサラダに、花をハーブティーにして楽しめる植物の一種ですが、その当時は花を咲かせず、いつまでも葉の状態だったようです。

そのマホメットが衣をかけた部分だけに、神秘的な香りを持つ真っ赤な花が咲き始めました。後にその花はゼラニウムという名前に、そして宗教的な意味を持つ言葉の「敬意」「信頼」という花言葉が付けられました。

なんとも不思議で神秘的な伝説です。今では信じがたいお話ですが、当時は神聖な花と大事に育てられていたかもしれませんね。

赤いゼラニウムはよく見かける色ですが、近い色で深紅のゼラニウムもあります。深紅のゼラニウムは、中心部と花びらの淵に黒みがかかっており、赤のゼラニウムはその名の通り純粋な真っ赤です。

花言葉も違いますので、深紅の花言葉も見てみてくださいね。

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小さくかわいらしく咲く城のゼラニウムには「私はあなたの愛を信じない」という悲しくも強烈な花言葉が付けられています。

はっきりとした由来はわかっていませんが、浮気者や分かりやすい嘘をつく薄情ものに贈りつける花となるそうです。赤の花言葉と相反して、優しいイメージではなくなります。

白のゼラニウムはとても綺麗ですが、女性に贈るのは控えた方がよさそうです。

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ピンク

「決意」「決心」の花言葉が付けられています。はっきりと由来はわかっていませんが、愛の告白をするときの花束には、もってこいの花言葉ですね。

英語の花言葉は「doubt」(疑い)という意味を持ちます。こちらも由来は判明していませんが、可愛らしい花の見た目からは想像できないような香りをもつところから、「可愛いものでもまずは疑え」という言葉になってのかもしれませんね。

深紅

深紅は、一見赤いゼラニウムと色合いが似ていますが、花びらの淵や中心部分が黒くにじんでいる様なところが特徴です。

深紅の花言葉は「憂鬱」です。こちらの由来は、独特の青い臭い香りをかぐと、愛する人を思い出し、憂鬱な気分になったから、とされています。

確かに一般的な石鹸やバラの香りなどより、独特で表現しがたい香りの方が、印象も強いですから、忘れたくても忘れられなくなってしまいますね。

英語での花言葉は「melancholy」(憂鬱)「consolation」(慰め)「comfort」(慰め、癒し)となります。melancholy(メランコリー)は日本語とも同じ意味になりますので、英語の花言葉から日本の花言葉がついたのかもしれません。

深紅のゼラニウムはとても綺麗で、かっこいい雰囲気もありますが、人に贈る際にはこちらの花言葉を思い出してみてください。

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黄色

「偶然の出会い」「予期せぬ出会い」になります。こちらも由来ははっきりしていませんが、「あなたに出会えてよかった」という気持ちで、大切な人に贈ると喜ばれるかもしれませんね。

ゼラニウムの種類など花言葉に関する豆知識

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ゼラニウムには約700種類もの仲間がいます。実際には、品種改良も重ねられており、それ以上の種類があるとも言われています。それらすべてをご紹介するわけにはいきませんので、代表的でよく見かける種類をご紹介します。

一般的にゼラニウムと呼ばれるのは「ゼラニウム系・ゾナーレタイプ」です。品種もとても多く存在し、園芸の世界ではとても古くから愛されています。江戸時代末期に、ゼラニウム系のゾナーレ種という種が野生種で入ってきて、その時の名残でゾナーレタイプとも呼ばれいています。

特に有名なものは、「ホルトルムタイプ」となります。南アフリカの野生種であるゾナーレと、インクイナンスという花を掛け合わせて作られたタイプです。

こちらは18世紀にイギリスで造られ、その後フランスやオランダへと渡りました。そして20世紀に入ってからはドイツを中心に多くの品種改良が行われ、戦後にはアメリカで四季に渡って咲くように改良されたり、タネから育てることのできるように、品種が改良されていきました。

花の形は一重、八重など様々な咲き方をしてくれます。色も多く、赤を代表に深紅、ピンク、サーモンピンク(オレンジピンク)、白などに色を付けます。葉っぱの形は丸っぽく、馬のひづめのような斑点が付きます。

次に、今もイギリスでは虫よけとして窓辺に飾られている種類が「センデットゼラニウム」です。「センデット」は「香りのついた」という意味になります。蚊やコバエが嫌う香りを持つので、「ニオイゼラニウム」とも呼ばれているようです。

花だけではなく葉にも独特の香りを持ち、ハーブティーやポプリなどに使われています。基本的にはヨーロッパ内で香料をとるために栽培される、香料用セラビウムとも言われています。日本でよく栽培されているものは「ローズゼラニウム」「レモンゼラニウム」の種類です。

様々な香りを持っていますので、香りの名前を頭に付けて「~ゼラニウム」と呼ばれることも多いようです。エッセンシャルオイルをよく使う方なら、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

続いては「斑入り葉タイプ「斑入りゼラニウム」のご紹介です。こちらは品種ではなく、呼び名になります。葉がいろいろな形や色、模様を持つグループであり、その変化の仕方は花よりも多く、とてもカラフルに彩られます。

19世紀はイギリス、ちょうどビクトリア朝の頃に確立されました。日本では昭和初期に改良されたグループとなります。花だけではなく、葉が彩られて行くのは、育つたびにどんな色、形、模様になるのか楽しみですね。

「チューリップゼラニウム」という種類は、その名の通りチューリップのような花を咲かせることからその名前が付きました。通常のゼラニウムより、少し大きめの花が中心に集まるように咲くので、とても見ごたえがあり、華やかさを演出してくれます。

「エンゼルタイプ」というグループのゼラニウムは、通常のゼラニウムよりも小さめの花を咲かします。最盛期には株いっぱいに花を咲かせ、とても可愛らしく感じます。

花びらには少し丸みを帯びていて、濃い目のブロッチ(目のような模様)が入っています。遠くからエンゼルタイプのゼラニウムを見ると、一見パンジーと間違えることも少なくありません。

最後に、「アイビーゼラニウム」です。南アフリカで生まれたペルターツムを中心に、様々な交配をした雑種をアイビーゼラニウムと呼びます。「ツタバゼラニウム系」に属します。

葉が星のような形をしており、小さめで肉厚です。茎は細長く壁を這うように伸びていきますので、吊り鉢などに植えて鑑賞されることが多いです。四季に渡って咲く「四季咲き性」ですので、長く楽しめることができます。

花は通常のゼラニウムに比べて幅が小さめで、可愛らしく咲きます。色は赤、紅紫、ピンク、白などに色づきます。

以上が有名で、よく見かけるタイプのゼラニウムの仲間たちでした。もっと多くの種類がありますので、園芸店では好みの花の咲き方、色、そして模様を選ぶのも楽しそうですね。

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誕生花

1/24,1/26,4/3,4/24,/5/26,6/28,7/27,8/11,10/12,10/14となります。

これに加えて、赤は11/7、葉は11/25です。アイビーゼラニウムは9/22の誕生花が付けられています。なぜ赤と葉とアイビーゼラニウムだけが特別に誕生花に設定されているかは判明していません。

ゼラニウムの香り

別名「ニオイゼラニウム」とも呼ばれるほど、独特な香りを持ちます。海外では「フィッシュ・ゼラニウム」と呼ばれるように、魚のように生臭い、と表現されています。

実際には金属をこすり合わせたような、しかし確かに生臭いような、なんとも例えがたいかおりがします。これらの香りは一般的なゼラニウムの香りでして、心が安らぐような香りのゼラニウムもあります。

良い香りのするゼラニウムは、上述した「ローズゼラニウム」「レモンゼラニウム」などです。これらはアロマオイル、エッセンシャルオイルなどによく多用されます。

本来であればバラの蜜をオイル生成の際に使うのですが、原価が高く、売値も高いため、コストパフォーマンスが良くなるように、このローズゼラニウムが代わりとして使われていることが多いようです。

その名の通り「ローズゼラニウム」はバラに似た香り、「レモンゼラニウム」はレモンに似たさっぱりした香りが楽しめます。100円均一などで売ってるアロマオイルには、大体このゼラニウムが使われています。

人を癒し、リラックス効果も高いとされていますので、睡眠前などに軽くアロマキャンドルをたいたりしてもよさそうですね。

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名称・名前の由来

ゼラニウムになる果実の形は、鶴やコウノトリのくちばしのように、長細く実ります。その形の見た目から、ギリシャ語の「geranos」(ゼラノス)が由来になり、その後「Geranium」という英語へと変化し、日本ではゼラニウムと呼ばれるようになりました。

学名では「Pelargonium」といい、ギリシャ語で「pelargo」(コウノトリ)が由来とされています。

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季節・開花時期

開花時期は3~5月、最盛期は4~6月と9~11月です。ゼラニウムは四季咲き性と呼ばれる、一年中楽しめる花の種類です。真冬の時期でも最低気温が10度以上あれば、真夏と真冬にも開花を楽しむことができます。

ですが、実際に育てて一年中花をつけるには、しっかりとした栽培管理、開花条件の把握が必要です。一般的には、園芸初心者でも育てやすく、花を咲かせやすい種と言われていますが、一年中咲かせようとすると、難しい部分があるみたいですね。

ゼラニウムの季節は春、秋とされています。これは最盛期(最も花が開く時期)が春と秋だからですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?様々なゼラニウムの面々をご理解いただけたなら幸いです。花言葉や花の種類が、ほかの花に比べて多種多用にあり、いつでもどんな楽しみ方でもできる、貴重で素敵な花であると思います。

ですが花言葉に関しては、良いイメージのものと、相手にとって良くないイメージのものがありますので、贈り物の際には花言葉にも気を付けてみてくださいね。

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