ナズナの花言葉の意味!ぺんぺん草と呼ばれる理由は?

春の七草に含まれている、ナズナと呼ばれるとても小さな白い花をご存知でしょうか?「ぺんぺん草」というと、聞いたことがある方もいらっしゃると思います。このぺんぺん草の本当の名前が「ナズナ」と言います。

背丈は高いですが本当に小さな花で、山道や道路の端など、比較的どこででも見ることのできるぺんぺん草ですが、実はしっかりと花言葉が付けられています。今回は花言葉のご紹介と、春の七草の由来なども併せてご紹介します。

ナズナの花言葉の意味

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ナズナの花言葉は「あなたに私のすべてを捧げます」「あなたに私のすべてをお任せします」「すべてを捧げます」と付けられています。どういう意味かといいますと、これは英語の花言葉と共通した由来を持ちます。

その昔にいた羊飼いの男が、小さな財布を持っていました。羊飼いは牧羊犬とともに走り回るため、大きな札止めなどは持ち歩きませんでした。仕事を終えて家族の待つ家へ帰り、その日の賃金が入った小さな袋を奥様に渡します。

この羊飼いが財布として使っていた袋の形が、このナズナの花に似ていたため、「すべてを捧げます」のような「捧げる」意味の花言葉が付けられました。身を投じるわけではなく、あなたであれば財布も任せることができる、という意味になります。

ナズナの花言葉の英語の意味

英語の花言葉は「I offer you my all(あなたに私のすべてを捧げます)」となり、日本語と同じ意味を持ちます。日本には羊飼いがいない時代に付けられた花言葉ですので、西洋でつけられたといわれています。

ナズナと春の七草

近頃では薄れつつある風習ですが、1/7に七草がゆを食べる習慣があるのをご存知でしょうか?人によっては、祖父母の代までは食していた、という家庭もあるかと思います。何気なく食べている七草がゆですが、しっかりと食べる意味が存在しているんですよ。

まず、七草がゆの七種の由来は、1362年に書かれた源氏物語の注釈書、「河海抄(かかいしょう)」に、春の薬草について「芹、ナズナ、御行、はくべら、仏座、すずな、すずしろ、これぞ七種」と書かれたことから、春の七草とされました。これらの七種の野菜が入ったお粥を「七草がゆ」と呼びます。

七草がゆは「若菜摘み」から由来が来ているという説もありますが、実はそうではありません。その昔は平安時代、日本では年の初めに積もった雪の間から、育って芽を出している薬草の若菜を摘む「若菜摘み」という風習がありました。

同じく平安時代の中国では、年の初めの恒例行事で「人日(じんじつ)」という「人を殺してはいけない日」に「七種菜羹(ななしゅのさいかん)」が作られていました。七種菜羹は七種の薬草が入ったお吸い物のような汁物です。

この影響を日本が受け、若菜摘みと七草菜羹が結び付き、日本では七種の若菜を入れたお粥「七草がゆ」になったと考えられています。江戸時代になると、幕府が恒例行事として「人日」を祝日にし、皆々で七草粥を食べる風習がつきました。

当時は邪気を払い、万病を遠ざける占いとして食べられていましたが、最近ではお正月の最後の日に、豪華なお節などで疲れた胃腸を休める意味としても食べられています。

ナズナは乾燥させ、焼いたり煎じたりしたものを生薬として使われていました。民間療法にも使われ、発熱や下痢、腹痛を解消するとして人々を助けていました。そして女性のカラダトラブルとして多く見られる、生理不順や便秘なども改善する効果があり、女性からの支持も多かったようです。

ナズナだけでも良い効能ばかりなので、七種の薬草が入った七草がゆは、とても健康的な食べ物だと思いました。お正月の最終日だけではなく、旅行での疲れや日々のストレスも改善してくれそうですね。

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ナズナとぺんぺん草について

冒頭でもお伝えした通り、ナズナは別名「ぺんぺん草」と呼ばれいています。子供の頃は、ナズナの名前を知らずに「ペンペン草」という名前だと思っていた方も多いと思います。

なぜぺんぺん草と呼ばれるようになったかといいますと、「ぺんぺん」というのは三味線を弾く時の擬音語で、ナズナの実の形が三味線のバチに似ていることからこの呼び方が付けられました。

この由来から「ぺんぺん草」の別名「三味線草」とも呼ばれています。古くから七草がゆを食べていたり、栽培している方は三味線草の方が親しみが深いかもしれません。

もう一つの説があり、ナズナの実の部分を引っ張りくるくると回すと「ぺんぺん」と音がする事からこの呼び方が付いたともされています。

どちらの説にしても「ぺんぺん」という音が関わっているようです。西洋では「羊飼いの財布の形に似ている」という由来があります。一体どのような形だったのかは、今では不明のままです。

このぺんぺん草は慣用句としても使われます。まずは「ぺんぺん草が生える」という言葉です。これはナズナが荒れた地でも自然と生育していくようすから、家や土地が荒廃している状態を表します。

「ぺんぺん草が生えるほどの土地だ」という風に使われます。今ではなかなか聞かないかもしれませんね。もう一つはこの逆、「ぺんぺん草も生えない」という言葉です。

荒れた地でも生えるナズナが生えないほど、何も残っていない、とても廃れた状態を表します。ネガティブな言葉の一例として「○○(人の名前)が通ったあとは、ぺんぺん草も生えないようだ」とつかわれることが多いそうです。

「生える」方はナズナの生育の良さから来ており、「生えない」方がナズナですら生えない、というナズナの力強さが表れています。あまり日常生活では使うことが少ない慣用句ですが、覚えておくと良いかもしれません。

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ナズナの種類・近縁種などの花言葉に関する豆知識

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「近縁種」とは、その花草に似た種類のことを指します。ナズナの近縁種には、イヌナズナ、グンバイナズナなどがあります。花言葉はナズナと一貫しており、同じ意味を持ちます。

見た目はよく似ている花がとても多いそうなので、ナズナかと思いきや近縁種だった、ということもあるかもしれませんね。ここでは、ナズナとよく見間違う近縁種を3つご紹介します。

まずはイヌナズナです。イヌナズナ科の仲間で、楕円形の実を付けます。ナズナはハート形のような実を付けますので、この実の違いが見分けるポイントとなります。

多年草で、日本中に分布されます。ナズナと違って食べても効能などなく、また味も悪いため、「食用の役立たず」の意味で「イヌナズナ」と名付けられました。

決して華やかな見た目ではありませんが、観賞用や花束の添え草としてよく用いられています。食用には役立ちませんが、見た目では花束のボリュームを上げてくれますよ。

次に「グンバイナズナ」です。北アメリカ生まれで、春になると白い十字架の形の花を咲かせます。つける実の形が、相撲の行司が使う軍配に似ていることから、この「グンバイナズナ」の名前が付けられました。

ナズナのように春に咲きますので、ナズナと見間違えるのも無理ないかもしれませんね。最後は、このグンバイナズナと似た名前の「マメグンバイナズナ」です。

グンバイナズナより実のサイズが小さく豆のような見た目から、この名前が付けられました。一見ナズナに見えますが、茎がまっすぐ天を指していること、花が咲くときに根本の葉が残らないところが特徴です。

以上が、ナズナの近縁種の一部となります。ナズナと見分けるポイントは、大体がその実の形ではないかと思われます。

もし、ナズナに似た花を見かけた際は、その実の特徴を確認して、なんという種類のナズナなのか調べてみてもおもしろいかもしれません。今まではなんでもなかった道でも、楽しみが増えるかもしれませんよ。

ナズナの誕生花

ナズナは冬の花ですので、誕生花も1/17,2/3となっています。ほかの花草はたくさんの誕生花が付けられているのにくらべて、2日間というのはとても少なく感じます。

花言葉は「すべてを捧げます」に対して、この誕生花の数なのは、もしかするとすべてを捧げる人は多く作ってはいけない、一途に真剣にその人と向き合って、その人の誕生日を毎年祝いなさい、というお告げなのかもしれませんね。

ナズナを誕生日にプレゼントされた際は、一途な方だと再認識することができそうです。メインの花と一緒にこのナズナを紛れさせると、花束や鉢がより一層豪華に感じることができますよ。

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ナズナの名称・名前の季節

ナズナの名前の由来は諸説あります。一つは夏には枯れて無くなってしまうことから「夏無(なつな)」から付けられたという説です。ナズナは枯れると茎や葉も残しません。春や冬の今まで、綺麗に野道を彩っていた花が、夏には無くなっている、という意味合いになります。

もう一つの説は、撫でたくなるほど小さく可愛らしい花であることから「撫菜(なでな)」と呼ばれ、言葉が崩れてナズナになったという説です。確かに小さく可愛らしく、撫でたくなる愛おしさはありますね。

実際に撫でてしまうと花や実がちぎれてしまうかもしれませんから、この名前が付けられたのかもしれません。今では食用で春に愛される花となっていますが、この名前が付けられた当時は、可愛さの点から園芸などで楽しまれていたのかもしれませんね。

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ナズナの季節・開花時期

ナズナは昨年の冬から翌年の春まで花を咲かせます。最盛期は4月で、市場に種として出回るのは1月~4月です。花を咲かせるのは2月~5月で、花持ちは3日ほどと、またぐ季節も少なく、花持ちも短めの種類となります。

雨風に強く、土地がある程度荒れていても、自然に生育することから、基本的に栽培、園芸用としての需要は低めです。よく野道や道路の端でも咲いているのを見かけますよね。

ナズナは冬の花とは呼ばれていますが、七草がゆを食べる風習が残る家庭では、春の花として親しまれています。七草がゆの際は、花をつける前の若苗を摘み、食します。

余談ですが、ナズナはアブラナ科という種類に属します。特徴は十字架の形をした花や葉をつけるところです。同じ十字架の葉をつける種類として、ワサビやダイコンも、このナズナの仲間なんですよ。

アブラナ科の中では、根っこの部分を食すことが多く見られます。ワサビやダイコンも「根菜」と呼ばれますよね。ナズナは葉と花の部分を食し、茎や根っこの部分は乾燥して薬に使われていました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?ナズナについてご紹介させていただきましたが、しっかりご理解いただけましたでしょうか?贈り物としてはあまり用いられていませんので、見かけることが少ない方も中にはいらっしゃるかと思います。

ですが、ナズナは本当に強い種類の花ですから、道路の割れた隙間や、ちょっとした野道など、どこにでも生えている花です。あまりにも見かけることが多いから、着眼することがなくなっているのかもしれません。

食用だけではなく、薬草として、そして「すべてを捧げる」という意味の花言葉が付いていることを覚えていてくださると幸いです。ピクニックや通学路などで見かけることがありましたら、思い出してみてくださいね。

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