苺の花言葉の意味・英語・種類・由来などを紹介!

甘くて美味しい苺の花にも、しっかりとした素敵な花言葉があるのをご存知でしょうか?真っ赤で甘酸っぱくて美味しい苺ですが、実は小さな白い花を咲かせます。その白い花と葉に花言葉は付けられていました。

今回は、約100種類存在する苺の中から、花言葉が個別に付けられているものと、「とちおとめ」や「あまおう」など、一般的にポピュラーな種類を、原産地などを合わせてご紹介します。とっても素敵な花言葉ばかりですので、今後食べるときに苺の見方が変わりますよ。

苺の花言葉

苺の花言葉は「尊重と愛情」「完全なる善」「幸福な家庭」「先見の明」「甘い香り」「甘い乙女心」「あなたは私を喜ばせる」となり、6つもの意味を持ちます。また、ギザギザした葉の部分には「尊敬と愛」「誘惑」の花言葉が付いています。

「尊重と愛情」「完全なる善」の花言葉の由来は、その昔、苺がキリスト教内で聖ヨハネと聖母マリアに捧げられました。この聖ヨハネと聖母マリアのシンボルともなる「愛情」「完全なる善」が付けられました。「尊重」は、キリスト教の信者たちが信仰の想いを募らせていたことから付きました。

「幸福な家庭」は、苺の育ち方からついています。親株の苺から次々に茎を伸ばし、それぞれの茎にたくさんの実をつける姿が「幸福な家庭に見える」としてつけられた、なんとも素敵な花言葉です。

そして「先見の明」は、先を見通す能力、対応力があるという言葉の意味になります。これは昔、西洋にて苺の根っこ部分と葉を入れた水を目にかけると、視力が回復すると言い伝えられていたことから、この花言葉がつきました。

どれも素敵な言葉で、マイナスなイメージは全くありません。花言葉は、その花の見た目、どんな時に使われていたか、伝記にでていたか、などで由来は様々ですが、苺のように、どれも由来がはっきりしているものは珍しいです。

家庭を持つ男性から女性へのプレゼントとして、「これからも幸福な家庭を築いていこう」と花言葉を添えてプレゼントすると、女性は大喜びするのではないでしょうか。

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苺の花言葉の英語の意味

英語の苺の花言葉は「esteen and love(尊重と愛情)」「perfect goodness(完全なる善)」「intoxication and delight(陶酔と歓喜)」の3つが付けられています。「尊重と愛情」「完全なる善」については、上述した日本の花言葉と由来は同じです。

ですがこの「陶酔と歓喜」の花言葉の由来については、はっきりと判明していません。西洋では苺を愛した、というよりはキリスト教への厚い信仰があったのだと考えさせられます。

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苺の種類別の花言葉

出典:https://www.flickr.com/

苺と一言にいいましても、実は一般的に食されている苺とは別に、野や山に生える苺もあります。その苺の種類と花言葉をご紹介します。食用の苺とは別で、野や山に自然生息する苺を「キイチゴ」「野イチゴ」と言いますので、今からご紹介する苺はすべて「キイチゴ」「野イチゴ」の仲間になります。

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ヘビイチゴの花言葉

まずは「ヘビイチゴ」です。別名「ドクイチゴ」とも呼ばれますが、実際に毒はありません。花は黄色く、ぷっくりした実を付けます。花言葉は「可憐」「小悪魔のような魅力」となります。

由来については不明ですが、その美味しそうな実の割には、甘味もなく、酸っぱくてそれほど美味しいものではないところから、付いたのではないでしょうか。主に野原や湿った土地などに自生します。虫刺されにその実を塗ると、かゆみ止めになることから、登山家にとっては大切な実です。

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冬イチゴの花言葉

続いて「冬イチゴ」です。こちらは、見かけたらわかるけれど、名前はあまり聞かない部類かもしれませんね。晩秋から約一か月後に実をならせ、11月~1月頃に熟します。一般的な食用の苺は夏春~夏が時期なのに対して、こちらは冬に実をつけることから「冬イチゴ」「寒イチゴ(カンイチゴ)」と付けられました。

花言葉は「尊重と愛情」「未来の予感」「誘惑」です。こちらも意味や由来については不明です。深紅に色づき実る冬イチゴは、冬を越す鳥達にとって、魅力的に感じたからかもしれませんね。

もう1つ有名どころで言えば「ラズベリー」です。フランス語では「フランボワーズ」と呼ばれます。日本では農薬を使わずに、気軽に栽培できるのが特徴的です。

花言葉は「愛情」「深い愛」となります。由来は不明ですが、聖母マリアのように深い愛をもって育てた方がいらっしゃったのかもしれません。

最後に「モミジイチゴ」です。葉の形が紅葉に似ていることからこの名前が付けられました。花言葉は「いつも愉快」となり、今までの「愛情」などの言葉はついていませんでした。

最後ですが、このモミジイチゴの花言葉の由来も不明です。苺の種類はとても多いですので、出所がわからなくなるのも無理ないかもしれません。

苺の種類など花言葉に関する豆知識

出典:https://www.flickr.com/

幼いころによく食べていた苺の名前を聞かなくなった、という経験はありますでしょうか?実は、5年~10年のサイクルで主要な品種が変わり、新たな品種が誕生しているからです。今回は、昔からある苺と、今は希少価値のある品種を、生産地などを含めてご紹介します。

まずは最も有名な「あまおう」です。最近ではあまおうを使ったデザートやお菓子が増えてきました。「あかい・まるい・おおきい・うまい」の頭文字をとってあまおうと名前が付けられました。

2005年に福岡で生まれました。その時全国では「とよのか」が一番ポピュラーでしたが、日本一の苺を目指して作られました。果肉、色味もしっかりしていて素晴らしい品種ですが、切ると中心部に空洞ができやすいのが欠点です。

続いて熊本特産で有名な「ひのしずく」です。2006年に熊本県で生まれ、正式な品種名の「熊研い548」で商標登録されているため、ひのしずくが熊本県以外で出荷されることは、まずないそうです。

この名前は公募で決められました。「熊本=綺麗な水」と「みずみずしい苺」のイメージを合わせて公募されたこの名前が採用されました。酸味が少なくジューシーで、その名の通りみずみずしい苺となっています。

次に「紅ほっぺ」です。こちらもあまおうに次いで有名な品種ではないでしょうか。2002年に静岡県で生まれました。平均糖度が12~13度あり、甘味だけではなく酸味もしっかりと味わえる上質な品種です。

この名前には「ほっぺが落ちるほどおいしい」という想いが込められています。甘味と酸味の程よいバランスが、食べた人のほっぺを紅色にして。落としそうなほど美味しいと愛されています。

そして「西の横綱」と呼ばれた苺の代表品種「とよのか」です。1984年に生まれ、高い品質と早期収穫、早期出荷で、当時は市民から愛される苺代表となりました。

この当時に栽培されていた苺の中では、輸送性が高く、味も上質で、早期に売りに出せることから、福岡県から九州へと一気に広がっていきました。後に栃木県で誕生した「女峰」という品種も似た特徴があり、農家達の間では「東の女峰、西のとよのか」と言われていました。

1990年代後半まで主流になり、苺の品種としての「西の横綱」とまで呼ばれていました。ですが近年、繰り返される品種改良により「あまおう」などが生まれ、人気が落ち込み、一般市場ではあまり見かけなくなってしまいました。

ですが、まだとよのかのファンは多く、量は減ってしまいましたが未だ市場には出回っている、根強い苺の品種です。

最後に、少し変わった苺をご紹介します。「初恋の香り」という白い苺です。しっかりと実を熟しても、赤色にはならず、微かな桃色を帯びた白色が特徴的です。

山梨と福島が共同で開発し、2009年には市場に出回りました。実は登録品種名は「和田初こい」で、販売する際の名前が「初恋の香り」となり、ブランド商標に登録されています。

初恋をした時の淡い気持ちや頬が染まるイメージと、この品種の淡いピンク色と可愛らしさが重なったことから名づけられました。なんとも青春を感じさせるような、淡い初恋のようです。

当時物珍しい「白い苺」として一気に初恋の香りは浸透し、百貨店ではギフトや贈答用にも販売が始まりました。誕生から約10年が経ちますが、高価な値段は変わらず、2017年現在でも6000~10000円ほどします。

苺の誕生花

苺の誕生花は次の通りです。3/20,3/29,3/31,4/13,5/4,5/7,5/11,12/27となります。葉の部分は5/7となります。誕生花の由来については不明ですが、春が中止人になっているようですね。

12/27は、恐らく冬イチゴが実り、食べられる頃ではないでしょうか。

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苺の花の名称・由来

苺の名前の由来は、実ははっきりと判明していません。誰が付けたのかはっきりわからなくなるほど、諸説あるという事です。ひとつは「1月と5月に収穫するから」という由来があります。

確かに苺の季節には違いありませんが、長い歴史がある中で、都市伝説のように出回った可能性が高いです。発見者、名付け親からの明確な由来ではありません。

「苺の実」「赤い実」という明記はありませんが、大昔に苺を匂わすような言葉が登場していました。遥か昔の日本が記されている日本書紀には「伊致寐姑(いちびこ)」、「新撰時鏡」には「一比古(いちびこ)」、「和名抄」では「伊知古(いちご)」と明記されています。

これらの歴史から「いちびこ」が「いちご」に代わったと仮定できます。一説では「ち」は赤い血のような色から、「びこ」は人名の「彦」からとも言われていますが、やはりはっきりとは判明されていません。

漢字の由来には二つのお話があります。その昔、とある女性が子供を産みました。元気に産まれた子供ですが、不運なことに大蛇に襲われます。母は大事な子供を奪われ、狂乱状態に陥りました。

おかしくなってしまった母親は「我が子を返せ!我が子を返せ!!」と10年もの間叫び続けてました。すると母親の口から真っ赤な血の塊が飛び出し、大蛇に命中しました。

この話に纏わり、草冠に母と書いて「苺」と書くようになりました。もう一つは、乳房を表す「母」の漢字から、「乳首のような実をつける植物」という説もあります。

ちなみに英語では「strawberry」と表記しますよね。「straw」は「ワラ(藁)」の意味で、「藁を敷いて育てていた果実」「藁にくるんで売られていた果実」だという由来があります。

そもそも苺は、江戸時代に持ち込まれた「オランダイチゴ」が始まりです。元はラズベリーやドクイチゴも併せて「野イチゴ」だったのです。そうなると、確かに誰がこのように呼び出したのかはわかりにくいかもしれませんね。

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苺の季節・開花時期

苺の季節は春、開花時期は3月~5月と、まさに春を告げる果実です。最盛期は5月となり、実が美味しくなるのは6月からです。収穫に関しては10月下旬~4月頃が適正です。

冬の時期は苺にとっては大切な糖度を上げる期間です。日光を浴びる時間が短ければ短いほど、甘い実をつけてくれます。今では品種改良や栽培施設の最新化で、苺をハウス栽培できるようになりました。そのおかげで、どの季節でも苺を楽しむことができるようになりました。

ですが実際にガーデニングで栽培する際は、冷蔵庫で苗ごと冷やしたり、クーラーをかけるなどして、温度調節には気を付けてくださいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?素敵で可愛らしい花言葉のほかに、苺の種類、品種、名称まで深く掘り下げてご紹介致しました。初恋の甘酸っぱさを表現する苺も現れましたね。

これからガーデニングで苺栽培を楽しむ方、苺が好きでスイーツを楽しむ方、苺そのままを楽しむ方など、苺にはたくさんの楽しみ方があると思います。その時に、少しでも花言葉や由来について思い出してみると、また違った味わいや楽しみが生まれるかもしれませんよ。

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