“能天気な人”と聞くと、思い浮かぶ人物が意外と多くいることに気が付きます。
周囲にはもちろん、テレビを観ていても「いいなあ、能天気で」などと芸能人の方を指して独り言をいってしまった経験をお持ちの方も多いのではないかと思います。
少し羨ましい、という感覚で“能天気”という表現を使うことが多いですよね。
しかし、いざ自分が周囲の人に「あなたは能天気で羨ましいよ」と言われたら、誉められたような、良い気分になるだろうか、と考えると、必ずしもそうではないことに気付かされもします。
こう考えると能天気という言葉自体、不思議な言葉だともいえますね。
ここでは、能天気という言葉の意味や特徴から、“能天気な人”の性格や言動、また長所も短所についてお話ししていきます。
能天気の意味とは?
能天気という言葉には“楽観的でのんきな様子、またはそのような人のこと”という意味があります。
“あまり深く考えず、気軽に行動し、気楽に過ごしている。”こういった人に対して使われる場合が多いようです。
周囲は得てして、そのような人を非難するためだけに“能天気な人”という表現を使っているわけではありません。
むしろポジティブで明るいイメージを指して使っている場合が多いのですが、捉え方によっては“気軽なだけあって頭のなかも軽いんじゃないのか”といった、否定的な意味も暗に含んでいるケースがあります。
能天気の意味
能天気の意味としては、“のんきで安直、深く考えず気軽であることや、そういった人”のこと、と定義されています。
能天気の意味として、安直という表現がありますが、この場合“簡単で手軽、いい加減なさま”を指しています。
繰り返し登場する“のんき、気軽、簡単、いい加減”というと、まるでマイナスのイメージしかないように感じられますが決してそれだけの意味で使われてはいないようです。
能天気の語源
“頭のなかが良い天気だ”という語源があります。
分かりやすいのは“もともとは脳天気と書き表していた”という一文ですね。
頭のなかが晴れ渡っている空のようだ、雲一つない快晴だ、ということですが、“脳天気な人”と表現する場合、スッキリと晴れ渡り頭脳明晰な様子という意味ではなく“雲一つないように悩みも考えもない”といった意味合いが強いようです。
能天気の類義語
能天気の類義語としては“のんき、安穏、安直”など冒頭でもお伝えした言葉が複数あげられますが、他にも“楽天的、いい加減なさま”と言い換えることもできます。
もちろん類義語ですから、共通した意味を含んでいるわけですが、これらはほとんどが“軽いイメージ”を伝えるために使われるようです。
能天気の反対語
“能天気”の反対語は、能天気の捉え方にもよって異なります。
おおむね“神経質である、せっかちである”
といった性格的な特徴に反する言葉が当てはまることが多いのですが、能天気を“楽観的”である様子を指す場合は“悲観的、厭世的”という表現がこれに当たるといえるでしょう。
能天気な人の性格の特徴
能天気な人の性格の特徴は、前述のとおり、能天気という言葉の意味から“のんきで気楽”な性格であるといえ、同時に類義語や反対語からは“楽観的でマイペース”な性格であるともいえます。
こうしてみると、性格の傾向としては重厚さよりも軽薄さ、簡単に例えると軽いイメージを強く受けますね。
こういった能天気な人が持つ主な性格の特徴を5つ挙げ、その特徴からくる考え方や心理について詳しく解説していきます。
1.能天気な人はポジティブで楽観的に物事を捉える
能天気な人は、のんきで楽観的な性格ですから、こういった傾向はポジティブであるといえるでしょう。
ポジティブであるということは陽気で前向き、積極的な様子を表しています。
ですから物事に対しても、積極的な考えをすることが出来るようです。
例えば、大抵の人が落ち込んでしまいそうな出来事に直面しても、その逆境自体を笑い飛ばしてしまうような姿勢や態度でいることが多くみられます。
2.能天気な人はマイペースで自分のペースを崩さない
“のんきである”ということは、常に穏やかで余裕のある状態である、ともいえますね。
こうした特徴をもつ“能天気な人”はマイペースであることが多く、周囲が慌てていたり焦ってしまうような状況であっても、自分のペースを乱すことは、ほとんどありません。
例え周囲に急かされたとしても、のんびりと構えているようにみえるため、周りの人からするとイライラさせられることもあるようです。
3.能天気な人は気持ちの切り替えが早い
のんきでマイペースであること、深く考えないことは、決して悪い面ばかりではありません。
気持ちを切り替えることに対しては、非常に有利に働くともいえます。
こうした特徴をもつ“能天気な人”は、深く考え込むことが少ないことから、あまり悩みを引きずることなく立ち直りが早い人が多いようです。
4.能天気な人は周りに怒られたり指摘されても動じない
上記で述べたように、能天気な人はのんきでマイペース、深く考えないという性格的な傾向が強いので、物事に動じることがほとんどありません。
注意されたり怒られたりといった状況においても、周囲からすると「ちゃんと理解してるのかな?」と首を傾げたくなるような態度でいることがあります。
決して話を聞いていないわけではないのですが、気持ちの切り替えが早いこともあり、怒られたとしても、それほど深刻に捉えることが少ないのでしょう。
5.能天気な人は責任感がなく何とかなると思っている
“能天気な人”は今まであげた特徴をみても分かるとおり、のんきで楽観的、深く考えないという傾向が強いのですが、責任を感じるべき場面でも、マイペースさは崩れないようです。
なんとかする自信があるようにも受け止められそうですが、その自信は根拠のないものであることが多く「何とかなる」と思っているだけ、というケースがほとんどです。
今回はたまたま運がなかった、など“気持ちの切り替えが早い”という特徴もよく出ています。
能天気な人の行動の特徴
ここまでは“能天気な人”のもつ、のんき、楽観的、マイペースといった性格の特徴を5つあげ、それぞれについて述べてきましたが、“能天気な人”の行動にも当然その性格が反映されています。
明るく前向きであるともいえる“能天気な人”がとりがちな行動についても、それぞれを詳しく解説をしていきますね。
1.能天気な人は注意されても同じミスを繰り返す
能天気な人はなぜか同じミスを繰り返しがちなのですが、これは責任感のなさからきていると言って良いでしょう。
注意や叱責されても深く考えないので、注意された理由や原因といった、肝心の内容が記憶に残りづらいようです。
結果として、指摘された注意点を守ることができないので、同じミスを繰り返してしまう傾向が強くみられます。
2.能天気な人は自分に自信があって自分の意思・気持ちに従って行動する
能天気な人は根拠のない自信を持っている、という性格的な特徴を述べましたが、
もちろん本人は根拠がないとは思っていません。
ですから自然と、自信のある行動や決断へと繋がりやすいようです。
これは自己肯定感が高い、とも表現されることがありますが簡単にいうと、自分の存在意義を自分で認めているということですから、能天気な人は自分のことが好きな人が多そうですね。
3.能天気な人は落ち込んだりクヨクヨしない
深く考えない、気持ちの切り替えが早いという特徴がありますから、これも非常に理解しやすい行動です。
例えばグループやチームといった集団でのミスや、試合での敗北といった場面であっても、周りが落ち込んでいる中、能天気な人は一緒に落ち込んだりはしません。
次があるさ、と周囲に明るい言葉をかけるといった、非常にポジティブな行動をとることが多いのです。
4.能天気な人は追い込まれるまでやらない・計画性がない
能天気な人は計画性がありません。ですから必然的に、やるべきことも滞りがちです。
原因としてあげられる性格の特徴としては、楽観的で責任感がない、深く考えないなどが当てはまりそうですね。
「今が楽しければそれでいい、後のことは何とかなるから大丈夫!」と考えてしまうのです。
こういった、楽しいことを優先させてしまうといった無責任さから、やるべきことを後回しにしてしまいます。
結果、ぎりぎりになってから取り掛かることになるのですが、例えそのときに苦労したとしても能天気な人のなかではやはり楽しいことが優先なのです。
5.能天気な人はすぐに人を信じたり甘えたりする
すぐに人を信じてしまうのは“能天気な人”が深く考えないからだといえそうです。
厄介な未来や最悪の結末など、起きてもいないことを悩むよりも、今現在が良ければいいという短絡的な思考の持ち主でもありますので、いつか裏切られるかも?といった不安とは無縁のようです。
また、甘え上手という特徴もあるようです。
後に詳しくご説明しますが、自分のことが好きなだけあって、他人に甘えても特に気にしない性格がそうさせているのでしょう。
6.能天気な人は目の前のことに意識が集中しすぎている
目の前のことに集中することは悪いことばかりとは言えませんが“能天気な人”は先ほど解説にあったとおり、計画性がなく、深く考えることがあまりありません。
ですから、先のことよりも今すぐ楽しいことや面白いことがあるなら、こちらを優先させてしまおう、と行動してしまいます。
あとのことはどうにかなる、と考えがちな特徴も、よりこうした行動をとりやすくしているといえます。
能天気な人の長所
長所と短所は紙一重、とは言われますが
能天気な人の長所とは、どのような部分が当てはまるでしょうか。
能天気さゆえの、性格や行動の特徴についてそれぞれ解説をしてきましたが、落ち込まない、気持ちの切り替えがはやいなどはとても前向きな姿勢であるともいえますよね。
こうした特徴から、能天気な人のもつ、主な5つの長所について解説していきます。
1.能天気な人は気持ちの切り替えが早い
能天気な人は、その楽観的な性格の特徴から、気持ちの切り替えが早い人が多くみられます。
例え嫌なことがあっても、深く考えない上に、頭に残らないタイプの人が多いので、いつまでも落ち込んでいることはほとんどありません。
こうした気持ちの切り替えの早さは、前向きでポジティブとも捉えることができます。
こうしてみると、周囲が落ち込んでいても、建設的な考え方をし時間を無駄にしない、さらに行動力もある、ということができます。
2.能天気な人は自分の将来を不安視しない
能天気な人は目の前にある楽しいこと、面白いことを優先させる傾向が強く、将来や先のことに対する不安はそれほど感じることはないようです。
また、将来に対して考えたときにも、楽観的に考える傾向がありますから、楽しい未来にだけ目を向け、最悪の状況などは考えない人も多くいます。
例え困った状況になったとしても、どうにかなると思っているので、特に不安を感じずに済むようです。
3.能天気な人はストレスに強い・感じない
ストレスに対して耐性が強いのも“能天気な人”の長所として挙げることができるでしょう。
現代はストレス社会と言われており、ストレスが原因の病気なども問題視されていますが、こうした人はそのような状況とは無縁といえます。
健康的で明るい人は、周囲を元気付けたり、明るい気持ちにさせてくれるなど良い影響を与えてくれますから、非常に良い長所として挙げられますね。
4.能天気な人は自分に自信がある
自分に自信があるため、将来に対してもさほど不安になったり心配したりはしない“能天気な人”は行動においても大変ポジティブで前向きです。
自分に自信があるからこそ行動に起こすのも躊躇しませんので、周囲を上手にリードすることもあります。
こうした面はチームやグループなどでは長所として十分に発揮できそうです。
5.能天気な人は人気がある
辛いことや大変なことなど苦境にあっても“能天気な人”は落ち込まず、どうにかなるよ、と笑い飛ばすタイプが多いのですが、
こうした明るく前向きな性格は、場を和ませるので周囲から支持されやすいのでしょう。
また、人を疑わない性格も裏表のない人物として信用を得やすいともいえます。
こうなると自然と人気者として周囲に人が集まってきますね。
焦ってしまう、慌ててしまう場面においても動じることが少ないので、頼りがいのある人物として高く評価されることもあるのです。
能天気な人の短所
さて“能天気な人”の長所について5つ、挙げてみました。
しかし人間ですから、やはり短所として受け止められてしまう特徴も少なくありません。
簡単にいってしまえば何も考えていない、いつでも楽観的であるということは、軽薄にみえるともいえますし、責任感がないのは社会に出てからは尚のことマイナス面として捉えられがちです。
ここでは能天気な人の短所について詳しくご説明していきます。
1.能天気な人は楽観的で真剣に取り組んでいると思われにくい
楽観的でのんきであるという性格は能天気な人にとって代表的な特徴でもありますが、ポジティブに受け止められる反面、考えが浅い、繰り返し同じミスをしても反省しないため、物事に対して真剣味が足りない、と敬遠されがちです。
また深く考えないことで、つい失言してしまうことも短所といえるでしょう。
2.能天気な人は本当に大事な問題を後回しにしがち
先々のことよりも目先のことしか考えない傾向が強いので、本当に大事な問題であっても後回しにしてしまう“能天気な人”。
自分一人の問題ではなかった場合は周囲へも多大な迷惑をかけてしまいます。
また、迷惑をかけたことにも深く考えないので反省しているとは、とても受け止められはしないでしょう。
さらに明るく前向きな言動は、かえってこのような場面では逆効果を生みやすいともいえます。
大事な問題を後回しにしてしまうことで、結果的に無責任さ、適当さを非難されやすい立場になりかねません。
3.能天気な人はマイぺースで空気を読めないところがある
マイペースであるということは、どんな人にとっても短所となりかねない傾向が高いものですが“能天気な人”も例外ではありません。
更に、深く考えないので、周囲が慌てていたり落ち込んでいたりといった場面でも、いつものとおり気にせずに明るい言動をとりがちです。
場が和めばいいのですが、そうではない場合での失言などは、周囲の反感をかってしまいます。
結果的に空気が読めない人、として認識されてしまうのです。
4.能天気な人は周りの人のことを考えていないことが多い
目の前のことに捉えられがちな“能天気な人”は、大事な約束も後回しにしてしまいがちです。
さらには、相手が不愉快な思いをしているのに、謝るどころか笑って済ませてしまうなど、のんきすぎる態度なので、反省しているようには受け止められません。
例え相手に注意されても、頭や心に残らないので、結局は相手のことを考えていない人だといえるでしょう。
相手のことを考えないということは、前述のとおり、他人に甘えても気にならないともいえるのです。
周囲に対して迷惑でもあり、失礼でもありますが能天気な人は、この事についても深く考えることはありません。
5.能天気な人は自分のことばかり考えている
楽観的な考えが特徴的な能天気な人は常に楽しいことや面白いことなどに気を取られがちです。
そのため、真剣な話の最中でもどこか上の空であることが多いのです。
また、能天気な人のなかには、楽しいことだけを考えて、面倒な現実から目を背けたいという気持ちを持っている人もいますので、こうなると益々、周囲のことより自分のことばかりになってしまいます。
真剣味が必要とされるビジネスや相談事の場においては、ちゃんと話を聞いてくれない人だと思われやすく、信用されないといった事態にも陥りやすいといえるでしょう。
能天気な人とうまく付き合う方法
能天気な人と大事な約束をしない
こういった能天気な人と大事な約束をしても、守られるかどうかは賭けに近いものがありますね。
なぜなら能天気な人は、相手にとって大事な約束であっても自分のなかではさほど大事だとは思っていない場合が多いのです。
ですから約束をしても忘れたり、遅刻したりといった非常識ともいえる行動をとってしまいます。
大事な約束や相談などはあらかじめ避けておいた方が無難でしょう。
能天気な人とは軽い付き合いに留めておく
深く考え事をしたり、周囲に気を遣うタイプの人は、そもそも“能天気な人”とは相性が合わないというケースも少なくありません。
ですから、能天気な人の、短所の方が目につきやすいという人は、最初から距離を置いておくのもうまく付き合うためのひとつの方法です。
「嫌われているかも?」と気にすることがほとんどないのが“能天気な人”ですから、こちらが無理に付き合ったり、距離を置いたりといったことでストレスを溜める必要はありません。
能天気な人との会話は話半分で聞いておく
“能天気な人”との会話は、全部を共有するのではなく、まず、話半分で聞こうという姿勢でいた方が、付き合い方としては良い方法であるといえます。
能天気な人の特徴として挙げられる、根拠のない自信や責任感のなさというものは、話をする上で非常に厄介な相手です。
なにより、こちらが疲弊するだけで話が終わってしまう可能性もあります。
能天気な人が話す、自信に裏付けされた話も、なんら根拠がない、発言自体にも責任を持つこともない、となると、まるごと受け止めていても無駄に時間を使ってしまったと感じてしまうかもしれません。
ただ、能天気な人は敵意や悪気をもって、そのような言動をとっているわけではありませんから、その点だけは信用しても差し支えないというるのではないでしょうか。
能天気な人をシリアスな場面に呼ばない
相手の話を聞いていても、どこか上の空で深く考えずに発言してしまう“能天気な人”をシリアスな場面に呼んでしまうと、場の空気が悪い方へ一変してしまいがちです。
空気の読めない言動によって周囲をイライラさせてしまうことがありますから、こうなるとシリアスな相談事や仕事の場には向いているとはいえませんね。
また、仲の良い集まりであっても、その場に呼ばなかったことで、特に気にすることもないようです。
例え気にしても、くよくよと引きずることは滅多にないといえるでしょうね。
能天気な人と楽しいことだけ一緒にやる
シリアスな場面に呼ばないということは、逆に言い換えると、楽しい場面にだけ呼ぶことも“能天気な人”とうまく付き合っていける方法の一つでしょう。
真剣に話し合ったり責任が発生するような場ではなく、能天気な人が楽しい、面白いと思うことであれば尚のこと場を明るく盛り上げてくれますから、周囲も自然と楽しく和やかな時間を過ごしやすくなります。
能天気な人になるためにはどうすればいい?
“能天気な人”の特徴や、また短所も理解した上で、それでも悲観的に考えがち、気持ちの切り替えが不得意なことで悩んでしまう人からすると、羨ましさと魅力を感じることも多いのではないでしょうか。
自分自身も“能天気な人”のように常に明るく、前向きな考え方をしたい、という人のために、お手本となる“能天気な人”の考え方や行動をご紹介していきます。
周りと比較せず自分の意思を尊重する
周りと比較せずに自分を主張するのは
ネガティブな人にとってはハードルが高く感じるかもしれません。
ですが、周囲の考えや意見などを気にしすぎると、かえって思うように行動できないものです。
どう思われるかな、こう思われてないかな?といった不安や心配にどうしても気が向いてしまうのですね。
ですが、敢えて周りの思惑よりも、自分の意思を尊重することで、他人と比較せずに堂々と行動できるようになります。
迷ったときには、より楽しい方を選択することを意識するだけで、悪い方へばかり想像が膨らんでしまうといった悪習慣から抜け出しやすくなります。
前向き・ポジティブに考える
常に前向きでポジティブに考えるには“能天気な人”のように楽観的な考え方を少しでも身に付けると、それまでと全く違った良いアイディアが出てくるなどの効果も期待できます。
それまでポジティブ思考であったばかりに、面白みや楽しみを感じるための考え方が身に付いていなかったので、視野が広がるのでしょうね。
突然ポジティブ思考にはなることは、とても難しいことですから、ちょっとでも楽しいこと、幸せに感じることを日頃から探す癖をつけていくといいでしょう。
時間はかかっても自然と身に付いていけば、辛いことや落ち込むことがあっても、立ち直るのが以前より早くなったことに気が付くはずです。
考えすぎないようにする
深く考えすぎてしまう傾向が強い人は、自分自身に“あまり考え込まないように”と言い聞かせても、なかなかうまくはいきません。
考え深いということは、思慮深いともいえますし、悪いことばかりではありません。ですから、余計に難しく感じる方が多いのではないでしょうか。
しかし、考えているばかりでは、現状の打開に繋がらないこともありますし、時間だけが経ってしまった、そのあいだ何も手を付けられなかったなど無駄な気苦労だけで疲れてしまうことも。
こうした人は、目の前にあることだけに集中することから始めてみるといいでしょう。
先々の不安よりも、もっと近い未来にある重要なことに気が付くこともあります。
このとき決して現実から目を背けるのではなく、目の前のやるべきことにだけ集中することで、無駄に考えすぎず、より物事をスムーズに進めることができます。
小さい成功体験を重ねて自分に自信をつける
小さくても成功は成功ですよね。
“能天気な人”は自分に自信がある人が多いのですが、これは深く考えず、自分のやりたいように次々と行動を起こせるためです。
自然と挑戦していくことが増えますので、そうすると成功するケースも比例して増える、というわけです。
能天気な人は他人よりも成功体験が多いというのはこういう行動力の賜物といえるでしょう。
能天気な人に限らず、成功を重ねることは自信をもつには十分、効果的。
小さな成功を積み重ねていくことは、いずれ大きな成功へと繋げることができるという可能性が高いともいえますから、先々の不安ばかりでなく、成功するイメージを強く持って、小さなことから挑戦していけば行動力も自ずと身に付けることができます。
まとめ
一言で“能天気な人”といっても、それぞれ個々にみると、一概に、楽天的で、他人に対して何も考えていない人ばかりだとは言い切れませんが、おおむねそういった傾向が強いのは確かなようです。
このように捉えてしまうと、周りにとって迷惑であったり、理解しにくい部分が数多く挙げられてしまいます。
ですが、その反面、人を疑ってばかりいたり、心配や不安ばかりを口にして何も行動しない人よりも、ずっと魅力的な人だともいえそうです。
彼らのもつポジティブさ、突き抜けた明るさや気楽さに、どこかホッとさせられますし、ストレスを感じず楽しそうに生きている“能天気さ”には何よりも元気付けられてしまいます。
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