策を練り、うまく場を盛り上げるコミュニケーション能力もあり一見完璧に見える策士な人でも策士策に溺れるという言葉があるように失敗することもあります。
ここでは、そんな策士な人の仕事・恋愛などにおける策士な人の特徴を見ていきましょう。そして、そんな策士な人が失敗しないようにするための対策や歴史的に有名な策士の名言なども見ていきましょう!
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策士な人とは?意味は?
策士とは、もともと戦の中で巧妙な策を練り計画を立てる人のことです。しかし、戦のない現在でも策士という言葉は残っています。
現在使われる策士という言葉は、計画を立て自分の思惑通りに事を運ぼうとする人のことです。この策士な人は冷静で大人っぽい印象を受けることが多いです。
策士な人は自分の思惑通りに事を運ぶ能力が高いのですが、時には、策を練ることで失敗する時があります。策士だからといってすべてが思惑通りになるわけではないのです。
策士の類義語
策士とはどういう人なのか分かったところで策士の類義語を見ていきましょう。
ビジネスの場面などで使われる「やりて」「凄腕」は策士の類義語です。また策士が活躍していたころは「軍師」「戦術家」なども類義語になります。
策士な人の特徴
策を練る癖のある策士にはいくつかの特徴があります。そんな策士な人の特徴を見ていきましょう。策士のイメージとは反対に分かりやすい特徴などもあります。
あなたにも当てはまる項目がいくつかあるかもしれません。そして、周りにも策士な人がいるかもしれません。
策士の人はいつも冷静に物事を判断できる
ここで紹介する特徴は、一般的に策士な人の特徴としてイメージするものだと思います。
一般的な策士な人のイメージ通り策士な人は冷静に物事を判断します。そもそも、冷静でないと策を練ることはできませんよね。策士は策を練ることが癖づいているので冷静であることも癖づいているようなものなのです。
策士な人は、例え好き人を前に出されても興奮を抑え、その人を手に入れる作戦を冷静に考え、計画を立てます。なので、周りからは少し冷めているように見えるかもしれません。
策士の人は頭の回転が速い
策士な人は、計画を立て、自分の思惑通りに事を進めたいのです。そのため、外からの影響を受けたくないのです。自分の計画をスムーズに進めるために臨機応変に外からの邪魔に対応する力をもっています。
頭の回転が速くないと上手く対処できず、計画が狂ってしまいます。なので、頭の回転が速くない人は策士には向いてないかもしれません。
策士な人は向上心が高く明確な将来のビジョンがある
普段から計画を立てているので、当然将来についてもしっかりとしたビジョンを描いています。自分の成功を一番に考え、成功に対する欲も強いので、結構しっかりとした明確なビジョンを描いています。
策士な人は、ビジョンを描くだけでなく、その計画通り実行して成功することに重きを置いているので向上心を高く持ち行動しています。
しかし、少し自分勝手になってしまうところがあり、周りからは反感を買うことも。
策士な人は頭が良く論理的な思考ができる
先ほども言ったように策士な人は、冷静に物事を判断することが出来ます。冷静に物事を判断するには頭の回転が速く、頭がよくないとできません。さらに、日頃から策を練っているので、論理的思考にも長けています。
頭がよく論理的思考に長けているのでお堅いイメージが付きやすくとっつきにくい印象を与えてしまっている可能性があります。
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策士な人は人によって態度を変えやすい
策士な人は、計画が上手くいくことを大事に思っています。計画が上手くいくためにはほかの人の力も必要になります。そこで策士な人は人付き合いもこだわります。自分の利益になる人と積極的に付き合うようになります。
利益になる人と関係を築計画をければスムーズにより良く事が運ぶかもしれないからです。しかし、逆に利益になりそうのない人には冷たく、関係を築いていこうとしません。なので、ここでも周りから良いイメージは持たれないでしょう。
策士な人はコミュニケーション能力が高く口達者
人と仲良くなるのも計画をうまく進めるために大切なことです。策士な人はコミュニケーション能力が高く、話が上手なのです。
どうやったらより良い関係を築けるのかなど人と接する場面でも色々考えながら話しています。言葉一つにまでこだわり、コミュニケーションをとります。
しかし、口だけうまいような人に見られる可能性もあり、周りからの印象が良いだけとは限りません。
策士な人は影響力がある人と仲良くしようとする
策士な人は計画をうまく進めるために自分に対する利害関係を考えて人付き合いをします。自分にとって利益になるような影響力のある人とは好んで関係を築こうとします。
影響のある人とは例えば、会社内などで地位が高くすごい肩書があるよな人です。このような人を味方につければ計画をうまくスムーズに進めることが出来ます。策士な人は人付き合いにも気を使っているのです。
策士な人は周りが客観的に見えていて気が利く
策士な人は冷静に物事を判断できます。ということは、物事を客観的な目で見れるということです。策士な人は、人が大勢いるようなところでも冷静に客観的な視線で会場全体を把握しています。
なので、困っている人がいれば気を利かしてサポートすることが出来るのです。サポートした相手が影響力のある人だったらかなり良い関係が築けそうですよね。
策士はいつでもチャンスを狙っているのです。
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策士な人は周りを信用していない・本心や弱みを見せない
策士な人は計画を失敗するのは嫌なのです。ほかの人の邪魔が入り失敗するするなんて最悪なのです。なので人との関係には慎重で周りを信用しきることは基本ありません。
そして、自分の弱みを見せることも自分の計画に支障をきたすので見せません。本心を見せないことも同じで本心を見せることでボロが出てしまう可能性があるからです。
策士な人は計画の成功のために弱みや本心を見せず、慎重に人付き合いをしています。
策士な人は警戒心がとても強く疑い深い
策士な人は、自分の計画を他人に知られることを避けようとします。他人に計画を知られてうまく進まなくなるのが嫌なのです。そのため、人と接する時は、警戒心が強く、疑いの目から入ります。
いつも人と接する時疑い深く接していると気疲れしてしまいそうですよね。しかし、策士な人は、癖として自然にやっていることなので、疲れるという感覚はあまりないのです。それよりも自分の計画が思い通り成功することを大事だと考えています。
策士な人はあらゆる手段を使ってその場をしのぐ
今まで紹介してきたように、策士な人は頭の回転が速く、物事を客観的に見る能力が優れています。なので、予期せぬトラブルが起きてもうまいことその場をしのぐことが出来るのです。
これも計画をうまく進めるためには大切なことで必要なスキルです。トラブルが起きた際には頭をフル稼働させ、打開策を考え対処します。その時上司から信頼を失わないようになどいろいろ考えながら危機回避をするのです。
策士な人は利益で物事を考える
策士な人は、利益で物事を考えます。先ほどの人付き合いのトピックで紹介したように自分に対する利害関係を大切にしています。人だけでなくすべてのことに利害関係を分析しながら行動しています。
利益になるような人や事柄には興味を示し、積極的に関わろうとします。しかし、利益にならない事柄や人には興味を示さず、冷たく接します。
そのため、周りの人からは自分勝手で自己中心的な人だと思われることがあります。なので、計画は成功してうまくいったとしても人からの人望はあまり得られないということになってしまいます。
策士な人は何事にも敏感
周りをよく見て常に分析しているのが策士です。困っている人などを見て、理由を分析したりしています。なので、何事にも敏感なのです。
周りの状況にめを配り、敏感に反応できるので、味方につけたいような権力者や上司が困っていたらチャンスと見て救いの手を差し伸べたりします。それで、最終的に自分の評価が上がるようにしているのです。
しかし、自分にとって利益にならないような人が困ったり忙しそうにしていても一切手助けはしないでしょう。
策士な人は弱みを見せない
策士な人は、基本的に人に弱みを見せません。自分の計画に支障をきたすのが嫌なのです。自分の愚痴や悩み相談などをしてついボロが出たり、計画失敗につながるようなことが起きるのを避けようとしています。
人というものは基本、悩み事や愚痴などを人に話したくなるものですが、策士な人は違います。あくまで計画が成功することが第一なのでそう簡単に弱みなどをこぼすことはありません。
策士な人の仕事の特徴
こちらからは、策士な人の仕事の特徴について紹介していきます。
策士な人の特徴を見ていきながら身の回りにこのような人がいないか確認しながら見ていきましょう。もしいた場合は策士な人の特徴を把握し、うまく付き合えるようにしましょう。
仕事上で策士な人と仲良くなれば仕事上で得をするかもしれません。
策士な人はお客さんからの信頼を得るのが早い
今まで出てきた策士な人の特徴を振り返るとお客さんから信頼を得るのが速いのも納得できると思います。コミュニケーション能力が高く、気が使える、そして、計画を立て実行する行動力と向上心があるのです。策士な人は表向きは素晴らしい人間でいることができるのです。
そのため、お客さんから信頼を得るのが速く厚い信頼を得られます。お客さんはこの人なら任せてもいいというような感覚を覚え、策士な人に対して厚い信頼を寄せることになります。
策士な人は職場では明るく振る舞う明るく振る舞う。
世間一般の策士な人のイメージは、寡黙で真面目なイメージだと思います。しかし、策士な人は、職場では真面目ではありますが寡黙ではなく、逆に明るく振舞っています。
策士な人だと悟られると計画がうまく実行できません。そのため、多少無理をしても明るく元気にふるまっています。
あなたの周りにも明るく振舞っているが実は策士な人がいるかもしれません。
策士な人は自分の出世や昇進のために誰と仲良くするべきか心得ている
計画が成功するために影響力のある人や、権力のある人と仲良くしようとするのと同じで、自分の出世や昇進のために仲良くするべき人を心得ています。自分の立場が上になることで計画の成功しやすさも上がるからです。
あなたの周りにいる上司に気に入られ出世や昇進していくような人は策士な人である可能性が高いです。
策士な人は報告をこまめに行う
連絡をこまめに行うことで得られるメリットが二つあります。
一つは、こまめに連絡することでトラブルを避けることが出来ます。お互いの勘違いやすれ違いを回避できます。そのため、スムーズに事が運ぶだけでなく信頼も得ることが出来ます。
二つ目は、こまめに連絡をすることによって丁寧でしっかりした真面目な人だというイメージが付きます。このことで自分の評価が上がり、結果的に自分の計画が上手く進むわけです。
策士な人はライバルには情報を渡さない
これまでの策士な人の特徴を見ているとこの特徴は当たり前ですよね。策士な人は自分の計画を成功させたいのが第一にありますが、ライバルの人に負けたくない負けず嫌いな性格でもあります。
ライバルをお互い高めあえる仲間とは思っていません。本当の敵のような目線で見ています。なのでライバルには絶対に情報を渡したりしません。自分の計画を他人に邪魔されるのが嫌なのですが、ライバルにやられるのはなおさら避けたいのです。
策士な人は先に起こりうるトラブルを想定して証拠を残す
計画を実行するために怖いのは予期せぬトラブルです。自分で犯したトラブルならむしろ、他人のトラブルに巻き込まれて計画が崩れるのは避けたいのです。
そのため、他人のトラブルに巻き込まれて自分の計画が崩れるのを防ぐために証拠を残しているのです。証拠を残しておけばトラブルに巻き込まれず自分の計画に支障をきたすことなく実行できるのです。
策士な人の恋愛
計画を立て、実行し、成功に向けて尽力する策士な人は、恋愛に向いています。恋愛に関しても、仕事や私生活と同様に、綿密に成功に向けたビジョンを立てるのです。そのため、策士な人は恋愛の場面で成功しやすいのです。
しかし、恋愛には絶対というものがないので、必ずうまくいくということはありません。でももし、恋愛に関して下手であるという認識がある人は策士な人の恋愛の場面での振る舞いを真似してみてもいいと思います。
策士な人は異性のことを徹底的に調べる
まずは、相手のことを知るために好きな人のことを調べるところから策士な人は始めます。相手の好きなものや、趣味などを知っておかないと戦略を練ることが出来ないからです。
相手のことを調べるといっても、表面上少しだけ調べるのではなく、徹底的に調べます。そこで得たものを生かし、完璧な戦略を練っていくのです。
策士な人は周りからの評判を上げようとする
恋愛において、好きな相手からの評価を上げることはもちろん大事ですが、相手の周りの人間の評価を上げることも同じくらい大事なのです。
周りの人間の評価を上げることで、相手にいい印象を与えることができ、また、好きな相手の背中を押してくれるようになるかもしれないのです。
普通の人なら、好きな相手の好感度を上げることに一生懸命になってしまいますが、策士な人は、周りの人間の評価を上げることも積極的に行うのです。
策士な人は異性のタイプになろうとする
策士な人は、普段から計画を立てる癖があります。計画を立てるのと同時に成功した時の自分を想像しながら計画を立ています。そのため、想像力が豊かなのです。
策士な人は、自分の調査に基づいて分かった好きな相手の好きなタイプの人間になろうとします。多少自分を偽ってでもなろうとするのです。
単純に考えても、相手が好きなタイプの人に相手は好意を寄せることは予想できることなので、ある意味恋愛を成功させるには、一番正しい方法なのかもしれません。
策士な人はLINEを遅らせたりして駆け引きをする
LINEによる駆け引きは、現代の恋愛において大変重要なことです。早すぎても遅すぎても良くないLINEの返信はまさに駆け引きが上手いと有利なのです。そんな難しい駆け引きも策士な人は上手くこなします。
客観的に物事を考えることができ、策を普段から練っている策士。LINEでの駆け引きが得意なのも納得できますね。返信の駆け引きで、会っている時とのギャップを見せたりしています。
人間は異性のギャップには弱いものです。なので、その結果、策士な人はLINEという一つの連絡ツールでもほかの人より頭一つ抜けることができます。
策士な人はたまに甘えて隙を出す
LINEの返信の駆け引きより結果に直結するような駆け引きも、もちろん策士な人はうまくやります。それは、隙を見せる駆け引きです。
隙に関しても、見せすぎも良くないですし、見せなすぎるのも良くないことです。この駆け引きも策士な人はうまくやります。絶妙なタイミングで丁度よい隙を見せます。
LINEの駆け引きとこの隙の駆け引きをうまくできるので恋愛は発展しやすく結果につながりやすいのです。
策士な人はミステリアスな雰囲気を出す
人間はミステリアスな人に魅力を感じることが多いです。策士な人は自分の情報などをあまり見せずにミステリアスな雰囲気を醸し出します。
日頃から自分の弱みや情報を他人に見せないことには慣れているので、自然にできるのです。ここでも策士な人は、恋愛において有利な立場に立つことができ、発展させていくのです。
あなたの周りにいるミステリアスな人は策士な一面を持っているかもしれません。
策士な人はサプライズ好き
策士な人はサプライズが好きです。好きなだけでなく、うまいのです。客観的に物事を判断し、良いタイミングでサプライズをします。しかも、相手の情報収集はしっかりしているので必ず相手が喜ぶようなサプライズができるのです。
この特徴は特に策士な人ならではの特徴です。普段から策を練り、情報収集をし、客観的に物事を判断している。このような策士な人の特徴を存分に生かした特徴です。
この結果、ここでも恋愛が大いに発展します。
策士な人が策に溺れないために
「策士策に溺れる」という言葉のように、策士な人でも失敗したりすることもあります。そこで策士な人が策士ならではの失敗を避けるために必要な方法を紹介します。
是非参考にしてみてください!
損得や利害を考えず誰にでも平等に接するようにする
まずは、利害関係をあまり考えずに人付き合いをすることです。
前にも出てきたように、策士な人は人付き合いを利害関係を気にしながらしています。しかし、そのようなことを続けていると周りからの信頼が得られずいつの間にか孤独になってしまうことがあります。
それを防ぐためにも、利害関係をあまり気にせず人付き合いをしてみましょう。
心を開いて素直になる
心を開いて素直になることも時には大事なことです。
本心を見せずに人と接していると他人からは心を開いてくれていないと思われあまりいい関係は築けません。自分のすべてをさらけ出す必要はないですが、信頼できそうな人には素直になり信頼してみてもいいのではないでしょうか。
ありのままでいる
これも心を開くことと類似していますが、ありのままでいることが大切です。
人間は、相手がありのままの自分、うそ偽りのない姿を見せた時に信頼を置きます。策士な人の特徴として計画を達成するために自分を偽ってしまうことがあります。それではやはり信頼を得ることは難しいです。
ありのままで生きることにより、信頼を得ることができ、さらにはき持ちが楽になると思います。自分を偽ることなくありのままに生きてみましょう。
他人の噂話や悪口を言わない
策士な人は、自分の計画が成功するためなら手段を選ばない傾向にあります。そこで他人の悪口や変な噂を流してしまうことがあります。
このような行為は信頼をなくしてしまいます。信頼を得る得らないのはなしの以前に人の悪口や変な噂を流すことは人として良くない行為です。
自分の成功ばかりに気を取られ他人を傷つける結果にならないように気をつけましょう。
人の恨みを買うような行いをしない
これまでの対策のまとめのようなことになりますが、策士な人は自分の計画の成功のために一生懸命のなりすぎて他人を傷つけてしまうことがあります。傷つけると同時に恨みを買う結果になります。
客観的に物事を判断する能力は高いのでその長所を活かし人付き合いを良好にしていきましょう。さらに行動力もあるので今すぐにでも変えられると思います。
策士が失敗しないために色々紹介してきましたが、これが全てではありません。自分に合った方法で改善してみましょう。
歴史に名を残す策士家は?
これまで紹介してきた策士というのは戦略を立てるのが上手い人のことをいってきました。現在でも策士な人はいますが歴史上には策士として名を残すような有名な人がいます。知っている人物もいるのではないでしょうか?
徳川家康
徳川家康は有名ですよね。名前を知らない人はいないのではないのでしょうか?しかし、策士として有名だということを知っている人は少ないのではないでしょうか。
徳川家康は戦国時代から安土桃山時代にかけての武将です。幼少期を今川氏の下で過ごし、桶狭間の戦いでの今川氏の敗北を機に織田信長と同盟を結びました。元々豊臣秀吉がトップに立つ予定だったのですが病で倒れ豊臣秀吉の息子である秀頼の補佐をしていた徳川家康がトップになったのです。
さらに、豊臣秀吉の死後豊臣秀吉の遺言により徳川家康が政権を握りました。初めから徳川家康の策略だったのかもしれません。
羽柴秀吉
羽柴秀吉は後の豊臣秀吉です。羽柴秀吉は安土桃山時代を生きた武将です。この人物も策士でした。
織田信長に仕えていた豊臣秀吉はもともと身分が低かったにもかかわらず、策士であることによって地位を高めていきました。冬に草履を懐に入れておき温めていたという話は有名ですよね。
何かとうまいことをやり続け気に入られることで地位を高めていきました。これこそ策士らしい戦略ですね。
北条義時
北条義時は平安時代から鎌倉時代に生きた武将です。義時は源氏が滅んだ後実質的に最高権力者となった人物です。義時が最高権力者になったのは策を練っていたからといわれています。
元々後鳥羽上皇が政権を握るつもりだったのですが源氏の系統が途絶えたことにより朝廷側が動揺し、義時が政権をにぎったとされています。これには諸説あるので、本当に策士だったかは不明です。
黒田官兵衛
黒田官兵衛の名前を知っている人は多いと思います。この人物も策士として有名な人です。
黒田官兵衛はキリシタン大名として有名で戦国時代から江戸時代にかけての武将です。黒田官兵衛は野心家で後世では秀吉の郡氏と言われていました。
元々織田の勢力を強めようと策を練っていましたが、本能寺の変の後策士ということで秀吉から不信を買い毛利氏と和睦しました。
竹中半兵衛
竹中半兵衛はとても魅力的な人物です。黒田官兵衛と並ぶほどの策士だと言われています。実際その2人は仲が良かったそうです。
竹中半兵衛は稲葉山城を少ない手勢で乗っ取ったことでその名を有名にしました。しかし、乗っ取った後その城を龍興に返したことから野心家ではなかったようです。
山本勘助
山本勘助は伝説の策士と言われていて武田信玄の片腕として活躍していました。しかし、最後は上杉謙信に策を見破られ討死してしまっています。
山本勘助はキツツキ戦法という戦術を使っていました。このキツツキ戦法とは軍勢を二手に分け、闇夜に乗じて明け方一気に攻める戦法です。しかし、最後には上杉謙信に見破られてしまいました。
真田昌幸
この真田昌幸も策士な人として有名な人物です。真田昌幸は秀吉の死後関ヶ原の戦いで石田三成側につき4万の軍勢を2千の軍勢で足止めしたことによりその名が有名になったのです。
また、上田の合戦では徳川軍を2回も倒したとされていて徳川家からは大いに恐れられていたと言われています。
アニメや漫画に見る有名な策士家は?
策士家とは歴史上で活躍した人物だけを指すものではありません。アニメや漫画にも策士家として有名なキャラクターがいます。そして、この策士な性格のキャラクターがいることによって作品の面白さが増すのです。
現代でも策士な人は仕事が出来たり、恋愛が上手だったりして欠かせない存在です。
三国志に登場する軍師の諸葛孔明
三国志に登場する諸葛孔明は諸葛亮とも呼ばれていて、主に三国時代に活躍した軍師です。アニメや漫画では諸葛孔明を策士家として描いています。
諸葛孔明は天下を三等分しようとしたことで有名です。また、諸葛孔明の死後、偽の自分をライバルに送り込み「死せる孔明 生ける仲達を走らす」という言葉を残しました。
ログ・ホライズンのシロエ
ログ·ホライズンのシロエは小説とアニメで表現されているログ·ホライズンに出てくる主人公です。シロエは城鐘恵という本名で冷たい性格で内省的でした。なので、ゲームの世界では便利な存在でした。
その後、ログ·ホライズンを立ち上げギルドマスターとなりプレイヤーたちに意識改革を促します。あまりにも責めた戦略スタイルだったので腹黒メガネというあだ名がつけられました。
銀河英雄伝説のヤン・ウェンリー
ヤン·ウェンリーとは田中芳樹のSF小説に出てくるかなり主要な登場人物です。この小説は未来の宇宙を描いていてヤン·ウェンリーは司令官として功績を残しています。クーデターが起きた際には上手く鎮めています。
ヤン·ウェンリーは戦術で魔術と言われるような戦術を使っていました。しかし、不利な状況を覆すことが出来ないと考える場面も見られました。
策士家にみる名言は?
歴史上に名前を残すような人は偉大な人です。そんな偉大な人の中にも策士な人はたくさんいました。名言を残している人物もいます。ここではそんな偉大な策士な人の名言を見ていきましょう。しかし、これらの名言は策士な性格の持ち主でないと理解出来ない場合があります。
これから策士を目指していきたいような方は参考にしてみるといいと思います。名言を知っておくだけでも役に立つことがあるかもしれません。
策士・織田信長の名言
織田信長とは豊臣秀吉、徳川家康と合わせて三英傑と呼ばれる人物です。信長は幼い頃から奇行が多く周りから変人だと思われていました。教育係だった人物は2年で自害してしまったというほどです。
そんな信長が残した名言は「臆病者の目には、敵は常に大軍に見える」という言葉です。この言葉の意味は臆病者は勝てる戦も勝てないという意味があります。
策士・上杉謙信の名言
上杉謙信は戦国時代の大名です。一度出家しようとしたことがあるそうですが、周りの説得で出家はしませんでした。また、「敵に塩を送る」という言葉の由来は上杉謙信だと言われています。
そんな上杉謙信の名言は「人の落ち目を見て攻めとるは、本意ならぬことなり」という言葉です。この言葉は、戦の混乱に乗じて弱った相手をせめ立てることも戦術の一つだとされていた時代に義を重んじて、弱った相手を追い討ちすることはしないと家臣に告げた言葉です。
策士・伊達政宗の名言
伊達政宗の名言は「時を移さずに行うのが勇将の本望である。早く出立せよ」という言葉です。この言葉の意味は時間をかけず早く旅立つことが大事であると言っています。優柔不断にならず決断は早くすることが大事であるという意味です。
策士・武田信玄の名言
武田信玄の名言は「我、人を使うにあらず。その業に使うにあり」という言葉です。この言葉は人から授かったり、真似た技術などはそのまま真似するのではなく自分のものにしてから使えということです。ただ真似るだけでは意味がないと言っています。
まとめ
頭の回転が速く、話し上手で気も使える、なにより計画を立てことを上手く運べるという長所が策士な人にはあります。
しかし、反対に自分勝手になってしまったり周りから反感を買うこともあります。
なので、策士としての長所はそのまま存分に活かし、短所は少しずつ直していけばより良い人生が待っていることでしょう。
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