フリージアの花言葉をピンク・紫・赤・黄色などを紹介!

早春を彩る花の中でも色が豊富で鮮やかさが魅力のフリージア。香りも甘く濃厚なものからフレッシュな果実を連想させるものまで様々あり、さながら五感を刺激してくれる花と表現したいくらいの品種です。ここでは花言葉の意味中心に、美しくも奥深いフリージアの世界をご案内します。

色別の意味の違いや誕生にまつわる由来など、知っておくと便利なフリージアのミニ知識も合わせてご紹介していきます。どうぞ最後までお付き合いください。

フリージアの花言葉の意味・由来

フリージア全般に使われる花言葉の意味は、「期待」「純潔」「あどけなさ」「無邪気」「親愛の情」です。「期待」は、これから先の活躍を祈る意味で卒業・進学・就職など様々なシーンでフリージアを活用するのに役立つ花言葉ではないでしょうか。

また純潔というのは恋愛においてもプラトニックな関係性を示すものですが、相手を一途に想う気持ちを花言葉に託すならフリージアの花で気持ちを伝えるというのも素敵な演出だと言えます。続く「無邪気」や「あどけなさ」といった花言葉は、フリージアが持つ明るく生き生きした色や花姿のイメージによるものです。

愛らしく元気いっぱいの子どものように伸び伸びと咲くフリージアには、どれもふさわしい意味と取れるのですが趣が違うと言えば、「親愛の情」という花言葉でしょう。これについては実際にフリージアの命名に関わった人物と友人とが関係しているためで、エピソードについては後ほど詳しく解説していきたいと思います。

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英語のフリージアの花言葉

花言葉はヨーロッパで始まりやがて花の輸出と共に世界中に広まった文化ですから、原点に返れば英語表記の方がよりストレートに意味を伝えているものという位置づけになります。では、フリージアの花言葉がどんな表現になっているのか見ていきましょう。

フリージアの英語の意味ではinnocencefriendship。さらにconfiding loveもしくは humble loveといった表現が使われています。innocenceはそのまま「純潔」と訳すことができますし、friendshipに関しては友情から派生して「親愛の情」ととらえることができるでしょう。

confiding loveとhumble loveについては、つつましく控えめな愛といった意味になりますので相手を尊敬し一歩引いたところでの愛、もしくはそれを伝える花言葉と解釈していいでしょう。

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色別フリージアの花言葉

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花言葉というのは花が咲く植物なら何にでも存在すると言っていいくらい多種多様で、野菜や草木の花にも何らかの意味が添えられています。花の咲く植物は世界でおよそ20万種、同じ花でも色によって異なる意味であることも珍しくないので、そのバリエーションたるや相当な数が存在すると思われます。

では今回の主役であるフリージアの花はどうなのか。主だった色の中から4つをピックアップして色別の花言葉をご紹介してみたいと思います。

ピンク

フリージアの中では珍しく淡色系であるのがピンク。ただしピンクのフリージアに固有の意味は存在しません。贈り物としてピンクのフリージアを選ぶときには、フリージア全般の意味からチョイスするか色の系統が似ている赤色などの解釈を参考にするといいでしょう

紫系のフリージアでも特に色がハッキリ濃く出ているものは「あこがれ」や「思慕」といった言葉があります。紫は神秘的で謎めいた雰囲気を醸しているのと同時に崇高さを象徴する色でもあるため、自分にとっての憧れの対象やその相手を恋しく想う気持ちを表す花言葉と解釈できます。

また同じ紫でも色が淡いフリージアなら、「感受性」という花言葉を持っています。あくまで紫色から連想される抽象的なイメージが強い花言葉ではありますが、受け取り方次第でいかようにも変化する花言葉の自由さと考えれば、非常に面白い解釈と言えそうです。

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「純潔」「愛嬌」「ピュア」などの花言葉を持っています。赤の花色は一般的に情熱やほとばしる愛情など少し強めの意味が多い傾向ながら、フリージアの「純潔」は少しトーンダウンした赤の色調に由来するという説もあります。

一途に何かを追求している人や、裏表のない愛すべき性格の人にあてたプレゼントとしては最適な花言葉の意味ではないでしょうか。

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黄色

白に次いで香りがいいとされるのが黄色です。その香りは甘酸っぱい果物の香りとも称され、鮮やかな色と共にダブルの楽しみ方ができるのも特徴です。フリージアの原種の一つでもある黄色には「無邪気」の花言葉が付いており、その見た目の賑やかさと周りをパッと明るくしてくれる様子がそのまま反映された解釈となっています。

フリージアの種類などの花言葉に関する豆知識

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色別の花言葉をみたところで、フリージアにはどんな種類があるのかにも触れておきます。そもそもフリージアは、花が横に連なって咲くところにゴージャス感があります。花びらは一重咲きか八重咲に分かれ、その原種は原産国の南アフリカで10種以上、そこから品種改良によって生まれた園芸種は現在150種以上にもなっています。

主だった原種には、白と黄色のワンポイントが美しい「フリージア・ムイリ―」、黄色系では大ぶりな花がたくさん付くことで人気の「ポートサル―」、香りと丈夫さが自慢の「スカーレット・インパクト」、さらにピンク~紫系では「ハネムーン」または「カシス」などの種類があります。

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誕生花

言葉の意味もポジティブなものが多く色や姿に加え香りまでもが揃ったフリージアは、誕生花としてもおすすめの花です。誕生花の成り立ちは、その花が一番の見ごろを迎える時期を中心に当てられているものですが、品種改良が進む現代では実際その幅もかなり広がっています。

フリージア全般が誕生花となっている日 「1月10日、1月24日、2月11日、8月20日、12月17日」

白が誕生花となっている日 「2月2日、3月13日」

紫が誕生花となっている日 「2月13日」

黄色が誕生花となっている日「2月14日」

赤が誕生花となっている日 「2月22日」

名称・名前の由来

さて、フリージア全般の花言葉でも触れた「親愛の情」という意味。ここでようやくその由来についてご紹介することとなります。

フリージア(Freesia)は学名をFreesia refractaといい、フリージアの名前は19世紀に活躍したデンマークの植物学者エクロンによってつけられたものです。この花の発見者であるエクロンは親友であるフレーゼ(Freese)医師に敬意を表してその名を冠したと言われています。

二人の関係性がどれ程強い友情で結ばれていたのかは分かりませんが、それがそのまま花言葉の意味にまで反映されているというのは非常にレアなケースと推察されます。

日本に住む私たちにもフリージアの名前はすでに一般的ですが、実はきちんとした和名・別名なるものも存在しています。フリージアの和名は「浅黄水仙(アサギスイセン)」と言います。フリージアはアヤメ科フリージア属なのでヒガンバナ科の水仙とは全く関係のない花なのですが、咲く姿が似ていることから「水仙」が当てられ、浅黄はフリージアの色が元となっているものです。

別名として最も有名なのが「香雪蘭(コウセツラン)」の名です。これはフリージアが香水の原料にもなるほど濃厚で甘い香りを持つことに由来するもので、特に白いフリージアから派生したものと解釈できます。ちなみにこのフリージアの香りは、好きな花の香りランキングでも5位以内に入る健闘ぶり。同じく強い香りで有名な金木犀(キンモクセイ)がトップとは言えなかなかのものです。

香り愛好家の間ではそのまま自然の芳香剤としても活用されていることから、人に選ばれる香りであることに違いなさそうです。

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季節・開花時期

温かい南アフリカが原産のフリージアですが、寒暖差のある我が国ではどんな時期が最も見ごろなのでしょうか。日本における旬の時期や開花についてまとめてみましょう。

フリージアの季節は春から初夏にかけて。2月から6月頃がその開花期に当たります。品種改良よってフラワーショップなどに出回る時期は12月頃からと比較的早く、クリスマスにはじまり3月頃がピークとなるため贈り物としての需要が非常に高くなるものです。

たくさんの花をつけるフリージアは単体でも様になり、わりとザックリ花瓶に生けてもオシャレに見えるところが嬉しいポイント。トレンドを追った1枚も素敵ですが、鮮やかなフリージアをモチーフにした構図もかなりインスタ映えするものです。常に新しいターゲットを探している人にはおすすめの被写体と言えるでしょう。

切り花でも1週間程度楽しめますので、お部屋のイメージアップにもつながると思います。

まとめ

今回は色によっても意味合いが違うフリージアの花言葉についてご紹介しました。花はどれも同じではなく種類や色、咲き方でも細かく分かれるのが花言葉の面白さです。この記事をきっかけに花言葉の世界が広がると嬉しいですね。

ところで、東京にはフリージアを観光の目玉にしている島があることをご存知でしょうか?温暖な気候で日本のハワイと例えられる八丈島がそこなのですが、毎年3月から4月にかけて開催される「フリージア祭り」ではカラフルなフリージアの花畑を観賞できるだけなく、無料の摘み取り体験ができるイベントも催されています。

フリージアの魅力を肌で感じたいという人には絶好のお出かけスポットとなりますので、一度足を運んでみられてはいかがでしょうか。

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