睡蓮の花言葉の意味・英語や誕生花などを紹介!

「睡蓮の花」と聞いて最初に思い浮かべるのは世界的に有名なあの絵画か、仏教由来のエキゾチックな姿か大きく分けるとこの2つではないでしょうか。でもそうであればなおさら、あなたは睡蓮と蓮(ハス)の花の違いにお気付きでない一人かもしれません。

ここでは睡蓮の花言葉だけでなく、もちろん睡蓮と蓮の花の違いについても細かくふれていきます。花言葉の意味だけでなく裏に隠された神話のエピソードも興味深い睡蓮の世界。さっそく基本的なところからお話を始めて参りましょう。

睡蓮の花言葉

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睡蓮の花言葉には、「優しさ」「清純な心」「清浄」「信仰」「甘美」「信頼」といった清廉な印象のものと、とても暗く深い闇を感じさせる「滅亡」の意味とがあります。まずビジュアル的に言って、水面から顔を出した睡蓮の花はまさに清らかで美しく優しさをまとったような姿をしていますね。

「清純な心」などは野生の睡蓮が白く可憐な花を咲かせることからきていますし、「信仰」という花言葉は古代エジプトにおける太陽信仰にもとづくものと解釈されています。古代の人々は陽が傾くとまるで眠るように花を閉じ、翌朝には再び目覚める睡蓮の姿をシンボリックな目でとらえていたに違いありません。

では美しい睡蓮には不釣り合いな「滅亡」の花言葉はどこから誕生したかというと、そこには何ともおそろしいギリシャ神話のエピソードが隠されているのです。

英雄ヘラクレスと妖精(ニンフ)の物語

まずギリシャ神話に登場するニンフとは、山や川など自然の中に暮らす階級の低い女神のことを指しています。この名は花嫁や新婦を表すとも言われますが、なんと今回の主役である睡蓮の学名ニンファー(Nymphea)の由来ともなったものです

神話では英雄ヘラクレスと恋仲にあった一人のニンフが別れを告げられ、ナイル川に身を投じた話が紹介されています。自らを憐れむ気持ちと同時にやりきれなさを感じたのでしょうか、そのニンフはナイル川の水辺の妖精と化し人が近づくと睡蓮の花に姿を変え、誰もいなくなるとまた妖精の姿に戻るといった暮らしをしていました。

恐ろしきはこの睡蓮に手をかけ、花を折ろうとする者への仕打ちです。一たびそのような行いをした者は魔物よって水の中に引き込まれ絶命させられたと言い、この神話のエピソードこそが「滅亡」という花言葉の由来と解釈されています。

ただし、睡蓮の花に手をかける者が魔物によって制裁を加えられるという類の話はヨーロッパ各地での伝説として残っているようで、一説には魔物の正体こそヘラクレスにフラれたニンフそのものとする見方もあります。

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英語での睡蓮の花言葉

英名でWater lillyと言われる睡蓮は、直訳すれば「水のユリ」。では西洋でその花言葉といったらどんな意味・表現があるのでしょうか。

英語圏での表現を見てみるとpurity of heart(清らかな心)というのがもっと一般的で有名な花言葉となります。滅亡のように見た目からは想像できないくらいに恐ろしい花言葉を持つ花は他にもありますが、できればポジティブな意味の方に目を向けて美しい花のイメージを損なわないようにしたいものですね。

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睡蓮とハスの違い

ではここからは、誰しもが間違いやすい睡蓮と蓮(ハス)の花の違いをご紹介していきましょう。どちらも水中に根があり、水面から上に花が出ている点ではほぼ同格と言えるでしょう。熱帯種の例外を除いて、基本的には水面に浮かぶようにして咲くのが睡蓮。蓮は水面より高い位置で花を咲かせるのが一つ目のポイントとなります。

また明らかに違う点では、葉っぱの形状を見てみるのも一つの方法です。葉っぱに切れ込みが入っていて光沢があれば睡蓮、逆に丸いままで光沢がないとそれは蓮であると見分けられます。また睡蓮の葉は水をはじかない性質であるのに対して、蓮の葉は水をはじくのも対照的な特徴です。

となると、カエルが傘代わりに葉をかざしているイラストや置物をイメージされるなら、この葉はおそらく蓮の葉であると推測されますね。

また睡蓮の根を例えればちょうどワサビのような形をしていますが、蓮の根は食用でも知られている「レンコン」。間違ってもレンコン畑に睡蓮は咲いていないものと想像できます。名称に関してはやや難しく、ウォーター・リリーが睡蓮を指すのに対して、睡蓮と蓮の総称をロータスとして呼ぶのが一般的です。

以上のようなことからも睡蓮と蓮は似て非なる存在。モネが描いた睡蓮とオリエンタルな雰囲気を醸す蓮では何かと違いが見いだせることをおわかりいただければ幸いです。

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睡蓮の種類など花言葉に関する豆知識

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睡蓮と言えば白い花が特徴的と言えますが、日本で唯一自生している未草(ヒツジグサ)以外に世界では40種ほどが分布しています。また市場に出回っている睡蓮は野生種を品種改良して生まれたもので、花や葉の色も多様に変化しています。

睡蓮の主な種類としては、英名を「Egyptian Blue Water Lily」といって古代エジプトの壁画にも登場している「ブルーロータス」、睡蓮の生態を真逆にした夜に花咲く「ヨザキスイレン」などが挙げられます。単色の睡蓮も美しいものですが、いくつかの色を組み合わせて栽培すればそこには自分好みの空間が出来上がるはずです。

品種改良で生まれた新しい睡蓮は遊びの要素も盛り込めるカラフルさが人気で、その種類もたくさん誕生しているようですよ。

睡蓮の誕生花

旬の時期を贈るという意味でも重要な誕生花の位置づけ。もちろん睡蓮も誕生花としての役割はしっかり持っています。睡蓮は4月から10月までと比較的長いスパンで好ましい日が選ばれていますので、以下にご紹介します。

4月27日(白い睡蓮)

5月7日、8日(黄色い睡蓮)

7月1日、7日「、10日、23日、24日

8月5日、8日

10月30日

生花の場合は水と一体となったところに良さがあるものです。時には小さなビオトープを作って癒しを届けるのも良し、スペースさえあれば睡蓮鉢ごと贈るのも粋な花のギフトになるでしょう。

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名称・名前の由来

では「睡蓮」という花の名前の由来を探ってみましょう。古代エジプト人たちがこの花を太陽の化身と崇めたように、「睡眠する蓮の花」すなわちここから睡蓮の名前が誕生したものと解釈できます。また日本人の私たちが発音しているスイレンという言葉は、中国式の発音をそのまま音読みしたものでもあります。

眠ると言っても実際には14時ないし15時ごろを境に少しずつ花が開いていくとされます。それは1日で最も気温の上がる時間帯に差し掛かっており、人によってはお昼寝の時間でもあるでしょう。水の上で心地良く過ごした睡蓮がウトウトしてしまうのもわかるような気がしますね。

ちなみに和名も睡蓮が花開く14時ごろを指した未の刻=未草が由来ですが、睡蓮が花を開いたり閉じたりするようになった由来にはこんな伝説もあります。

「太古の昔、サラナクと名乗る部族の酋長であるワヲタは、一人の女性と恋に落ちます。二人の関係は女性の両親から反対されており、いつしか女性の方からワヲタを避けるようになっていきました。そんなある日、ワヲタは半ば強引に彼女を抱きしめようとします。

ところが彼女はワヲタをすり抜け湖に身を投げてしまいました。慌てたワヲタが助けようと湖に入りましたがそこに女性の姿は無く、ただ美しい睡蓮が咲いていたと言います。この睡蓮は陽が昇るとその温かさで花開き、陽かがかげると眠るように花をしぼませるようになったそうです。

この太陽こそワヲタ自身。そこで睡蓮は太陽の暖かさで目覚め、陽が沈むと眠る花になったという言い伝えです。」

さらに睡蓮は「ナイルの花嫁」という別名も持っています。これはエジプト神話に端を発する話で、太陽がナイル川に咲く睡蓮の花から立ち昇り、さらにその睡蓮から太陽神ラーが誕生したというエピソードにちなんだ呼び名です。

またエジプト神話の中で睡蓮の花の冠を被った「ネフェルティム」という名の花の神に関しては、時間の経過で閉じては開く睡蓮の姿とリンクされ、復活の象徴とする見方もされています。壁画だけでなく古代から重要な儀式でも一役を担っていたと言われる睡蓮は、魂の復活を願うミイラにも添えられていたようです。

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睡蓮の季節・開花時期

品種によって差はあるものの、一般的な睡蓮の開花は5月から10月頃までと比較的長く楽しめるのも特徴です。もっとも美しく花が咲く時期は6月以降、最盛期は7月というところでしょうか。特に水辺に咲く花ですから、涼をもとめて散策するスポットで見かけると目にも体にも優しい心地良さを与えてくれるものでしょう。

睡蓮の花持ちは3日~5日程度ですが、はかない命だからこその美しさがそこにあります。美しいものがあるとつい手を伸ばしてみたい誘惑にかられがち。けれど睡蓮の言い伝えに従えばそれは絶対にしてはならないタブーだということもお分かりいただけたのではないかと思います。

睡蓮は悠々と流れるナイル川のイメージを重ねて、ゆったりとリラックスしがら観賞するのがおすすめです。

まとめ

今回は睡蓮が持つ花言葉の意味と、よく似た見た目から間違われやすい蓮の花との違いなどについてもご紹介しました。感じていた疑問が少しスッキリしたという方がいらしゃると嬉しいです。

生涯をかけ「睡蓮」という絵画の大作に挑んだ画家クロード・モネ。フランス印象派の彼が追い求めた究極の花の美は連作という形で実を結んでいます。

とはいえご紹介した花言葉には、ゆったりと水に浮かぶ姿からはかけ離れた驚きの意味が隠れていましたね。美しいものほど何とやらと言いますが、必ずしも花の見た目通りといかないところが面白さです。

世界中の花たちを花言葉という側面から見ていくことで、いままで知らなかった景色がグンと広がることを願っております。

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