今回のテーマは「あざとい男」です。いかにも「あざとい男」って、結構いますよね。
あざとい男というのは、自分がモテることを逆手に取り、露骨なやり方で、女性や目上の人を手玉にとります。そうすることで、思いのままに人を操る男性のイメージです。
そんな、あざとい男に巻き込まれて大変な思いをしないためにも、あざとい男の特徴や見分け方についてまとめてみました。
あざとい男の特徴
あざとい男の第一の特徴は、まずモテるということです。
女性に対してモテモテなのはもちろん、愛想が良く人を気持ち良くさせることが上手なあざとい男は、女性だけでなく、男性にもモテます。
そのほか、あざとい男にはさまざまな特徴があります。あざとい男の特徴を細かく見ていってみましょう。
あざとい男は目上の人から気に入られるのが得意
あざとい男は人当たりが良く、特に目上の人から気に入られるタイプです。目上の人に目をかけてもらうのが得意だと言ってもいいでしょう。
あざとい男は第三者から見ればわざとらしく感じるくらいに目上の人を褒めちぎることができます。そのときの褒め方は、ごく自然で、次から次へと「相手が言われると喜ぶこと」を判断して、ストレートに発言していけます。そうして目上の人を気分良くさせ、気に入られることができるわけです。
あざとい男からしてみれば、目上の人にほど気に入られておければメリットが期待できるので、あざとく振る舞うのにも一層気合が入るといえるでしょう。
あざとい男はドラマのようなキザなシチュエーションやセリフを言う
あざとい男はドラマのようなキザなシチュエーションやセリフを言うことも大の得意です。人を酔わせるためのボキャブラリーが豊富ですし、ロマンチックなシチュエーションを演出するための知識の引き出しもたくさん持っています。
身近なあざとい男を思い浮かべみると、夜景のキレイな場所や、ロマンチックなレストランなどにも詳しかったりするのではないでしょうか。「夜景よりも君の方がキレイだよ」なーんてドラマのような歯の浮くセリフがポンポン飛び出してくる印象もありませんか? 日頃から、ラブコメディなどの映画や漫画を、熱心に研究しているのかもしれませんね。
弱みを見せて母性本能をくすぐろうとする
あざとい男は、自分の弱みを見せて母性本能をくすぐろうとします。女性は、弱みを見せる男性をついつい守りたくなってしまうものです。そうした女性の心理を巧みに利用し、自分にメリットになるようなことを引き出そうとして、あえて弱みを見せようとするのが、あざとい男のやり方です。
あざとい男にとって自分の弱みは、女性を動かすための最大の武器の一つとなるわけです。あざとい男は弱みすらウリにする賢さを持っているといえるでしょう。
女性の気持ちを動かすのが上手
あざとい男は、女性の気持ちをよく理解しています。だからこそ、女性を思いのままに動かすことができます。
例えば、ふとした会話の中でも、女性の内面に踏み込むことができます。「なんかちょっと元気がないんじゃない?」など、優しく声をかけて、女性のちょっとした悩みを引き出して、慰めたり、励ましたり、認めてあげたりすることができます。
そうした中で女性の気持ちを、本人には気づかれないように、自分の意のままに誘導することができるわけです。
世の中には「女性の気持ちがわからない」という男性が多い中で、この能力は貴重だといえるでしょう。
相手が喜ぶポイントを知っている
あざとい男が、なぜ女性の気持ちを動かすのが上手いのかといえば、女性の喜ぶポイントを知っているからです。
女性がどんなことを言われたりされたりすると嬉しくなって、相手のために尽くそうと思うようになるのか、しっかりわかった上で行動しているのです。
例えば女性を褒める時も、単に「かわいいね」というだけでなく、「困っているときの笑顔が最高にかわいいね」など、具体的に褒めて、女性の感情を揺さぶります。
あざとい男は、女性を喜ばせる天才とも言えますね。
自然にボディタッチをする
あざとい男が女性を思うままに操ろうとするとき、ポイントとなるのがボディタッチです。女性は、好意を持っている男性からのボディタッチに、ドキドキして特別な感情を抱きやすいものです。
たとえば、「いいこ、いいこ」するように頭を撫でたり、後ろから不意にハグをしたり。あざとい男は、女性をドキドキさせるようなボディタッチが大の得意技です。ここぞというときに効果的にボディタッチをして、女性を思うままに操っているのなら、それはあざとい男です。
奢らせる・自分はお金を出さない
あざとい男と、そうでなくて単に好意的な男を見分けるコツは、金払いの良さです。あざとい男は女性に奢らせることを基本としていますので、自分からお金を払う確率は低いです。金銭面にはかなりシビアで、金を出してくれる女性に対して、持ち前のあざとさを発揮することが多いようです。
自分からお金を出そうとせず、奢られることに慣れているようだったら、それはあざとい男かもしれません。
損得勘定で動く・利己的
あざとい男は損得勘定で動きますので、自分にメリットのある女性に対してだけ、持ち前の「あざとさ」を発揮します。そうした意味では、非常に利己的だと言えます。メリットがなければ、女性を喜ばせることもありません。
そのため、メリットを与えてくれなさそうな女性に対しては非常に冷酷な態度をとることもあります。そうした二面性が見え隠れしたら、あざとい男だと注意して見た方がいいでしょう。
目的達成のためには手段を選ばない
あざとい男は、自分の目的を達成するために、あざとさを巧みに活用しています。ですから目的を達成するために、手段は選びませ
ん。
あざとさを発揮するときの目標は、金銭的なメリットだったり、地位の向上だったりします。いずれにせよ、本来なら自分自身の努力で達成するべきものを、人に媚びることで達成しようとする態度を取っているなら、あざとい男です。
肝心なところで逃げる
あざとい男というものは、逃げるのも上手です。肝心なところで、したたかに逃げることができます。
もともとすべてが軽い気持ちで出ている言葉です。なので、逃げることに責任を感じたりはしません。
それまでひたすら持ち上げていた相手でも、その人が凋落した時には、サッと逃げて、次に持ち上げるべきターゲットを見つけようとします。最初はとても優しかったのに、何かをキッカケに急に避けるということを平気で出来ます。
あざとくしても意味がないところからは、簡単に逃げていくことができるのです。そうしたところも「あざとい」といえるでしょう。
嘘が上手
あざとい男は、基本的に嘘つきだとみなしてよいでしょう。嘘をつくのが本当に上手です。
女性を喜ばせるために、無意識のうちに自然に嘘を重ねていくことができます。好意を持っていない相手に好意があるように接したり、褒める気もないのに褒めてみたり、嘘を演じる姿は、まるでその姿は俳優のようです。
好きでもないのに、心から思っているように「愛しているよ、結婚しよう」と言えてしまう性格の悪さを、あざとい男は持っています。
つまり、嘘が上手だということも、あざとい男の特徴です。
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自分が大好き
あざとい男は、結局、誰よりも自分が大好きであるという側面があります。だからこそ、自分のために誰かが犠牲になっても構わないという思考に至ることができるわけです。
自分のどこに魅力があるのかについても熟知していますから、自分をより魅力的にアピールすることによって、さまざまなメリットを得ようとします。なので、気がつくと自分アピールで、自分がどんなにかわいそうで、守ってもらうべき存在かなど、自分の話ばかりしていることもあるでしょう。
根本的に自分が大好きな男性こそ、あざとい男になりやすいのです。
あざとい男がモテる理由
あざとい男は、女性からしてみて「あざとい」「こんなやつを好きになってはいけない」とわかっていてもモテちゃいます。
どんなふうにモテるのか、あざとい男がモテる理由を分析してみましょう。
あざとい男は外見が良い
まず、あざとい男って結構イケメンが多いんです。あざとい男があざとい男になる過程では、もともとあざとくなかったのに、外見が良いことで女性を意のままに操ることができて、その快感が重なって、あざとさが身についていくというパターンも多いようです。
ちょっと女性を気持ちよくさせたら、すぐにおごってもらえたり、欲しいものを手に入れることができたという成功体験が重なることで、あざとい男はどんどんあざとくなっていくというわけです。
なんだかんだ言っても、女性はカッコいい男性に弱いのです。なので基本的に、あざとい男は外見が良い傾向にあると考えていいでしょう。
あざとい男は母性本能を刺激するのが上手
あざとい男があざとさを発揮する対象となるのは、かなりの確率で年上が多いようです。というのも、女性の母性本能を刺激することで、思うように女性を動かそうとするためです。
年上の女性は、年下の男性に甘えられると、ついつい守ってあげたくなってしまいます。あざとい男があざといとわかっていても、相手がまるで息子のような、もしくは弟のような気持ちになってしまいます。そして、いけないとわかっていても甘やかして、お金をあげたり、何かプレゼントをしてあげたり、してあげたくなってしまいがち。頼られると弱いのです。
そうした意味で、母性本能が刺激されやすい年上女性はあざとい男の格好のカモとなりやすいといえるでしょう。そんな年上女性の母性本能を刺激するのがこれまた上手なのが、あざとい男なのです。
女性に甘えるのが得意
あざとい男がどのように女性の母性本能を刺激するかといえば、上手に甘えることで母性本能を刺激してきます。あざとい男は、「甘え上手」とも言えるでしょう。
女性は甘えられるとついつい世話を焼き、面倒を見てあげたくなります。あざとい男はそうした女性の本能を熟知していますから、とことん甘え倒します。どんどん甘えられると判断すれば、最悪、生活全般の面倒を見てもらうところ、つまりヒモ男になるまで、甘えがエスカレートしていくこともあります。
女性をストレートに褒める
あざとい男は、褒め上手でもあります。
外見はもちろん、仕草、態度、性格などの内面まで、あらゆるところを上手に褒めることができます。髪型、洋服など外見の変化にも、すぐに気がつき、すかさず褒めます。なかなか他人が気がつかない細かいところまで気がついて、褒めることができるのです。
さらには褒め方も上手で、ストレートに思いを伝えるので、お世辞感を出さずに褒めることもできます「君って本当に素敵だね、キレイだね」など普通の男性であれば恥ずかしくて言えない事も、平気でサラリと言ってのけます。
女性を褒めるという分野に関して、観察力、表現力ともに非常に優れているのが、あざとい男です。
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好意をほのめかして「私のこと好きなのかな?」と思わせるのが上手
あざとい男は、狙いを定めた女性に対して、さりげなく自分の好意をほのめかしてきます。「君みたいな人と、いつもいっしょにいられたらいいのに」だとか、「君と付き合える人は、すごく幸せだね」だとか、「あれ? この人って私のこと好きなのかな」と、間接的にほのめかすのです。
間接的にほのめかすと、ストレートに「好きだ」と伝えるよりも、「もしかして自分に好意があるのかも」「でも違うかも……」などと、相手に自分との関係を想像させる時間が長くなります。そうすることで相手の気持ちをたぶらかし、揺さぶるのです。これは、そうした想像の積み重ねで、女性の気持ちをすっかり自分のものにしてしまうテクニックです。
なので、好意的な態度を保ちつつも関係をハッキリさせない状態が続いているのなら、相手はあざとい男なのかもしれません。
あざとい部分も魅力的に見える
女性の中には、「いかにも彼はあざとい男だ」とわかっていても、そのあざとさにハマってしまう人もいます。本気ではないことや、悪いときは自分が玉されていることがわかっていても、それでもいいという心理にさせられてしまうわけです。
特に、頼られたり甘えられたりすることが好きな長女タイプの女性は、ダメな男にこそハマりやすいようです。あざとい部分ですら、魅力的に見えてしまうというわけです。
あざとい男を見分ける方法
気になる男性が実はあざとい男なのか、それとも普通の男なのか、どうしても判断がつかないときには、きちんと見分ける方法を知っておきたいですよね。
純粋な女性があざとい男にまんまとだまされないためにも、あざとい男を見分ける方法について伝授しておきますね。
可愛い系男子
あざとい男は、可愛い系男子が多いです。黒目がちで、子犬のような瞳で、女性をキュンキュンさせてしまいます。笑顔に自信があるタイプも多く、男性版のぶりっ子とも言えるでしょう。
少し、子どもっぽい印象を与えるような男性も多いでしょう。可愛い系のあざとい男は、自分が可愛いことがわかっています。なので自分の可愛さを利用して、女性にうまく甘えて可愛がられようとしている態度があるなら、それはあざとい男である可能性が高いです。
悩み相談が多いかどうか
あざとい男は、女性に悩みを相談するところから始めがちです。相手を頼りにすることで、相手を手玉にとるのです。
なので会話をしている時に、なんとなく悩み相談の流れになりやすいのであれば、相手はあざとい男であるかもしれません。
「僕って一人じゃ生きていけないんだよ」とか「あんまり人を信頼できなくて」など、自分の弱みを見せることで、あなたを「この弱々しいけれど可愛らしい男の子を守ってあげなきゃ」という気持ちにさせようとしているケースもあるのだと心得ておきましょう。
口がうまいかどうか
口がうまい男性には、あざとさがかなり漂っているかもしれません。あざとい男性は、話術を駆使して、女性を思い通りに操ります。口のうまさは、あざとい男にとって、もっとも大切な基本技術の1つなのです。あざとい話術で女性を自然に自分のペースに巻き込み、思い通りの言葉を引き出して利用しようとします。
なので、どんどん褒め言葉を口にしたり、ロマンチックな気分にさせてくるような口のうまい男は、あざとい男である可能性がかなり高いと覚えておきましょう。
言動が一致しているかどうか
あざとい男は、状況に応じて巧みに嘘をつきます。そのため、いる場所や付き合う相手によって言動が一致していません。
たとえば職場で目をかけている女性と、プライベートで目をかけている女性が別人物で、好みの女性のタイプを聞かれても、目の前にいる相手の種類によってまったく違う返答をしていたりします。
なので、さまざまな場所で彼のしている言動にばらつきはないかチェックすると、彼があざとい男なのか、そうでないかが、見えてくるでしょう。
人によって態度を変えるかどうか
あざとい男は、人間関係についてよく計算しています。そのため、人によって態度を変えるのは当たり前です。
また、一緒に出かける場所によって友人や恋人を使い分けていたりもします。派手な場所に行く時は華やかな女性を選び、堅実な場所では地味で清純な女性を選ぶといった調子で、行く場所やあわせる人によって付き合う相手や自分のキャラを変えているのなら、あざといと言えるでしょう。
また、自分があざとく振舞ってもメリットがない相手に対しては、そっけない対応をすることもあります。目上の人と、目下の人に対してでは態度が全然違うなら、あざとい男の可能性が大です。
食事に行ったときにお金を出してあげているか
食事に行ったときにまったくお金を出そうとしない男は、どう考えてもあざとい男であるとみなしてよいでしょう。
あざとい男は倹約家もしくはお金を持っていないので、女性にお金を出してもらうために、女性を喜ばせているケースが多くあります。
もし、食事に行った時にいつも相手におごってあげちゃっていて、それが当たり前の状態になっているのであれば、相手のあざとさにまんまとハマっているのかもしれません。
お願い事を受け入れてくれるか
あざとい男は自己中心的なので、自分のお願い事を相手に聞いてもらうのは当然だと思っている反面で、相手のお願い事を聞くことは滅多にありません。自分にメリットがなければ、簡単には動きません。
ですので、自分のお願い事を着てくれるか否かで、相手があざとい男かどうかを判断することもできるでしょう。たとえば何かをプレゼントとして欲しいとねだってみたときに、全く相手にしてもらえないようであれば、相手はあざとい男かもしれません。
男性としてのプライドがあるかどうか
あざとい男は、全般的にプライドが低いタイプです。プライドが低いからこそ、あざとく、女性に媚びるようなことも、恥ずかしげもなく言えてしまうわけです。
というわけなので、男性としてのプライドがあるかどうかを見るのも、あざとい男かそうでないかを判断するポイントとなるでしょう。
たとえば「男らしくないよね」「男なのに弱いね」とか、男のプライドを傷つけるようなことを言ってみたときの反応を見てみましょう。口が達者で女性をコントロールしようとするタイプでも、男のプライドを傷つけられるような言葉をかけられたときにショックを受けているように見えるなら、あざとい男ではないかもしれません。
あざとい男のメリット
最後に、あざとい男があざとい男であり続けるときのメリットについても語っておきましょう。あざとい男はいつまでたってもいなくならない背景には、こうしたメリットがあるのです。
お金にシビア・倹約家
あざとい男は、基本的にケチです。お金にシビアで、節約をして、貯蓄を増やしたいと思っています。つまり、とっても倹約家なのです。
だからこそ、女性を利用して、女性にお金を出させようとします。女性はまるで、あざとい男にとってお財布です。
あざとい男の一種は、計算高く、お金を出してくれる女性としか付き合いません。そして、デートの時の会計は女性がするのが当たり前だったり、生活のお金を女性に出してもらうことを当たり前にする仕組みを作ってしまいます。それこそ、あざとい男の「あざとさ」というわけです。
年上から気に入られて出世しやすい
あざとい男の狙いは金銭のみならず、高い地位を得ることにある場合もあります。なので、あざとい男のあざとさは、年上の上司に発動されることも多々あります。
どうすれば年上に気に入られるかを考えて、気に入られるように行動するわけです。普段は甘えた態度を取っていても、ポイントポイントで礼儀正しかったり、気を使えたりするのは、そうした研究の賜物といえるでしょう。
あざとい男はあざとく振る舞うことで、グループ内で良いポジションを確保し、社会的に成功しやすい側面もあるわけです。
まとめ
あざとい男を好きになってしまうと、女性としては結構つらい思いをさせられてしまうかもしれません。
たとえば、彼女のことを大切にしてくれているようで、一番大切なのは自分であったり、他にも同じように大切にしている女性がいたり(つまり浮気しがち)ということも多くあるでしょう。
それを覚悟で付き合うなら、あざといからといって全否定せず、そのあざとさを楽しむくらいの気持ちで付き合っていけるといいですね。
どうしても許せる気がしないのなら、あざという男には近づかないようにするべきかも知れません。
もしも、好きな人があざとい男っぽい時は、一度じっくり考えてみて、この先どうするかを決断していけるといいですね。
あざとい男を好きになるのは自由ですが、利用されるだけで終わるのは避けたいものです。自分も彼を利用するくらいの心意気でおつきあいしたほうがいいですよ。
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