頑固な人は「~するべき」「普通は~でしょ」が口癖です。
他にも自分の間違いは絶対認めたがらないなどの特徴があります。
どうしてそこまで頑固になってしまうのか、頑固な人の心理や原因についてご紹介しましょう。
周りにいる頑固な人との上手な付き合い方についても解説します。
彼女あるいは彼氏が頑固で困ってる、上司など仕事関係に頑固な人がいるなら是非参考にしてください。
自分自身が頑固な性格かもしれないと感じたときは、頑固を止める方法で改善していきましょう。
Contents
頑固とは?
頑固とは、頑な(かたくな)に意地を張り、自分の考えや主張を変えようとしないことです。
良い意味でいえば、頑固な人は「何があろうと目標を達成するまで諦めない」という特徴があります。
しかし悪い意味でいえば、頑固だからこそ「自分が間違ったことをしても謝罪しない」というところが目立つでしょう。
年配の方に多いイメージのある頑固な人、しかし若い女性、または男性の中にも頑固な性格をした人がいます。
頑固な人は気が強いことが多く、一緒にいると苦労することが多いでしょう。
頑固な人の特徴
頑固な人の心理特徴をご紹介していきましょう。
自分の間違いを認めない、他人の意見を聞かないなど、頑固な人にはちょっと困ったところがあります。
頑固な人は「べき」「普通は」が口癖
頑固な人は何かにつけて「~するべき」「~であるべき」と言う、「べき」論で物事を捉えています。
自分が思う「べき」論から外れた考え方は受け入れられません。
そしてもう1つ、「普通は~でしょ」が口癖という特徴があります。
ここでの「普通」は、頑固な人が思う普通なので、世間一般的な常識から外れていることも少なくありません。
頑固な人の考え方から外れたものは「普通のことではない」と思うことで、自分を正当化しているのです。
頑固な人は自分の間違いを認めない
頑固な人の困った特徴として、自分の間違いを認めないというものがあります。
他罰的な心理から、失敗や不運を自分が原因と思わず、他人のせいにすることが多いでしょう。
「自分があのとき○○したから、それがトラブルの原因だ…」と己の行いを振り返り、反省しません。
「あいつが○○したせいで…」「あいつが余計なことしたから…」と責任転嫁ばかりしています。
頑固な人は自分の感情を現わすのが苦手
頑固な人は自分の感情を表に出すことが苦手という特徴を持っています。
嬉しいことがあったときもあまり表情が動きません。
無表情で過ごしていることが多いため、周りの人から誤解されやすいところがあります。
頑固な人が怖がられやすいのは、感情表現が乏しいせいで、何を考えているかわからないからでしょう。
怒ってなくても無表情なので「今、不機嫌なの?」と思われやすいのです。
頑固な人は他人の意見を聞かない
頑固な人はとにかく他人の意見を聞きません。
自分が間違ったことをしてそれを指摘されても、全く聞き入れようとしないのです。
こうだと思えば何があろうと必ず自分の計画通りにしたがるのが頑固な人の特徴でしょう。
例え誰になんと言われようと、自分の考え方を曲げようとしません。
頑固な人は家族に自分と同じような考え方の人がいる場合が多いです。
頑固な人は頑なに態度を変えない
頑固ではない人は、間違いを指摘されたらそれを認めて謝ります。
今までの自分を反省し、態度を変えるという柔軟な対応もするでしょう。
しかし頑固な人は頑なに態度を変えないという厄介な特徴を持っているのです。
上司に注意されても、恋人に怒られたって、平気で可愛げのない態度を取ってしまいます。
態度を変えようとしないのも頑固な人との付き合いが面倒くさい、疲れると感じる原因でもあるでしょう。
こちらが低姿勢で説得しようとも、頑固な人は頑なに態度を変えてくれません。
頑固な人は考え方を変えようとしない
頑固な人には、「Aは○○だ」「Bは××だ」といったように、これはこうだと決まった考え方があります。
自分の信念を守り続けようとする特徴から、それが間違ったものだったとしても考え方を変えようとしません。
頑固な人は自分の考え方は絶対に合っていると思い込んでいます。
だから説得されようと「いや、私はこう思ってるから私の考え方の方が正しいんだ」と聞き入れないのです。
頑固=気が強いと思われがちですが、気が強い性格と頑固な性格ではちょっとした違いがあります。
気が強いだけで考え方は柔軟という人もいるでしょう。
頑固な人同士がカップルになってもなかなかうまくいかないのは、相手を受け入れる柔軟さがないからです。
そのため頑固な人は敬遠されやすいところがあります。
頑固な人の心理
頑固な人はプライドが高いのに自己肯定感は低い、不器用な言動が多いなどの特徴があります。
なぜ頑なに自分の意見を通したがるのか、その謎は心理を紐解くことで理解できるでしょう。
頑固な人はプライドが高く自己肯定感が低い
頑固な人は、誰よりもプライドが高いでしょう。
しかし自己肯定感は低いという心理特徴があります。
頑固な人は馬鹿にされたり下に見られることは嫌いでも、自分は絶対にそんなことをされないという自信がありません。
矛盾した気持ちを自分でもどうしたらいいのかわからないのです。
それに偉そうにしているのに自信がないことがバレないか心配しています。
そのため弱い心を頑なな態度でガードしているのでしょう。
頑固な人は人から何かを言われることが嫌い
頑固な人は、人から何か言われることを極端に嫌っている特徴があります。
こちらが「~してみたら?」と軽くアドバイスしても、頑固な人からしてみると、それは批判に感じるのです。
頑固な人が何か言われることを嫌うのは、自分の考え方や生き方を否定されたと思うからでしょう。
実はメンタルが弱く傷つきやすいので、批判されるとすぐ落ち込みます。
落ち込みたくないから、それなら誰の意見も聞かないといった態度を取ってしまうのです。
頑固な人は不器用な言動が目立つ
頑固な人は不器用な言動が目立ちます。
例えば意見が対立したとき、他の人だったら自分が引くべきところだなと思えば、「じゃあ、今回はあなたの言う通りにしてみよう」と譲歩するでしょう。
柔軟な対応をして、自分も相手もそれ以上関係が悪化することを防ぎます。
頑固な人の場合、「自分はこう思うし、絶対こうした方がいいに決まってる」と譲りません。
譲歩することも柔軟な対応も苦手なのが、頑固な人の特徴です。
だから極端な態度を取ってしまい、周りと対立することが多いのでしょう。
頑固な人は自分の得意・好きなことには話を受け付けない
頑固な人は自分の得意なことや好きなことについて、かなり強いこだわりを持っています。
そのこだわっている部分に関しては何を言われようと絶対に意見を受け付けません。
軽いアドバイスも批判だと思って突っぱねるのは、自分のテリトリーを侵されたくないからです。
自己愛が強いという特徴もあるため、自分を守ろうとして、自分の得意なことや好きなことへの意見を聞き入れないのでしょう。
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頑固な人は物事を決めてかかる
頑固にな人は物事を決めてかかる特徴があります。
男はこうであるべきだ、女はこうじゃないといけないと、性別でその人の性格を決めつける人は少なくありません。
「皆風邪でも頑張って出社している」、そう言って風邪で会社を休むことを許さない上司もいるでしょう。
このように頑固な人は「Aは○○で、Bは××だ」など、物事に対する答えが決まっているのです。
だから、誰かに「それは違う」「もっと他の考え方もある」と言われようと聞き入れません。
自分の中にある頑なな気持ちが、相手に共感することを拒んでいます。
頑固な人は融通が全く利かない
頑固な人の特徴として、融通が全く利かないという特徴があるでしょう。
強い信念がある頑固な人は、価値観の違いを受け入れられません。
そのため自分の意見を相手に押し付け、「お前は間違っている。正しいのは私だ」と説教するところがあります。
融通が全く利かないからこそ、どんなときも自分の信念を貫き通そうとしてしまうのです。
頑固な人はこだわりが強すぎる
頑固な人はこだわりが人一倍強い特徴があります。
どんなときでもマイペースに、「自分は自分、他人は他人」と割り切っているのが頑固な人です。
自分ルールへのこだわりが強いせいで、仕事や恋愛がうまくいかないのは自分に原因があるとは思ってもいません。
頑固でこだわりが強い人が何事も長続きしないのは、周りがそのこだわりの強さに疲れてしまうからです。
しかし頑固な人は自分が原因で人が離れると気づかないので、何度も同じ失敗を繰り返します。
頑固な人は勝ち負けにこだわり過ぎる
頑固な人は勝ち負けにこだわり過ぎる特徴があるでしょう。
アドバイスを批判だと思ってしまうのは、競争心が強く、負けず嫌いだからです。
相手の言うことを聞き入れる=自分の信念を曲げること、つまり負けたことになると思っています。
負けたくないから低姿勢でアドバイスされても「絶対に従わない!」と突っぱねてしまうのでしょう。
仕事だけではなく、恋愛でも恋人の言うことを聞くのは自分が負けを認めたことになると思っています。
頑固な人は親が頑固のケースが多い
親の性格や育ってきた環境が性格に影響を与えることは珍しくありません。
実は親が頑固な人だと、その親の元で生まれ育った子供も頑固な特徴を持ちやすいのです。
子供にとっては、親は一番身近な存在です。
親の言うことが偏見にまみれ、屁理屈ばかりだったとしても、それが「頑固な考え方」だとは気づけません。
親ではなくても、会社の上司や祖父母、友達など周りにいる頑固な人に関わる内に頑固になってしまう人もいます。
頑固な考え方を変えようとして、頑なに自分の意見を正当化しようとしてしまうのです。
頑固な人は天狗になる
頑固な人は「自分は正しい」と思い過ぎるあまり、天狗になりやすい特徴を持っています。
周りの人にちやほやされたり、仕事などで良い成績を収めたとき、人は「自分は他の人とは違うんだ」という気持ちから、視野が狭くなるのです。
周りの状況を冷静に見れないから他人の意見を聞き入れられず、自分は特別なのだと振る舞います。
天狗になってしまうと、自分に意見する人は敵だ、無能だと他人を見下すことも少なくありません。
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頑固な人は自己愛が強すぎる
頑固な人は自己愛が強いところがあります。
自分が常に一番でなければ気が済まない、劣等感が強いというのが強い自己愛の特徴です。
自己愛が強いと、他人に対して「私のことをわかって!」と、自分の意見ばかりを押し付けてしまいます。
そして自己愛が強いから、自分の意見こそが正しいと思っていて、頑固にも主張を通そうとするのです。
プライドが高いせいで恋愛でも仕事でも自分の意見が通らないと、わがままになってしまうところがあるでしょう。
頑固な人は大きなトラウマがある
最初はそうではなくても、大きなトラウマから頑固な人になってしまうこともあります。
親に虐待された、学校でいじめられたなどで理不尽な目に遭い、トラウマを持ったまま大人になってしまったのです。
トラウマがあると、また嫌な目に遭わないように自分を守るため、他人を徹底的に信用しないようになります。
他人のことは信じられない、そう思い込みやすいのは自分に自信がない特徴がある人です。
精神的な疾患があり判断力が低下してしまうなどで、どんどん自分の思い込みにのめり込んでしまう頑固さがあるでしょう。
頑固な人は脳内が疲れている
頑固な人の困った特徴が目立つのは、脳内が疲れているからということもあります。
柔軟な考え方をすることこそが、人とうまくコミュニケーションを取る秘訣です。
また、円滑なコミュニケーションを取るには脳にたくさんの栄養が必要です。
でも脳が疲れていて栄養も足りていないと、コミュニケーションに支障が出てきてしまいます。
年配の方は若い人のように脳の回復が早くないので、頑固になりやすいところがあります。
若い人でも脳の疲労が酷いせいで、一時的に頑なな考え方に捉われている可能性が高いでしょう。
頑固な人は何かと自分を正当化しようとする
頑固な人はどんな手段を使ってでも自分を正当化する特徴があります。
自分が悪いからここは素直に謝るべきだということは、頑固な人も薄々気づいているのです。
しかし謝ること、他人の意見を認めることは自分の負けを認めることだと考えています。
自分が負けるということに敏感で、怯えの気持ちもあります。
負けたくないという気持ちが強いせいで、謝るよりも正当化しだすのでしょう。
頑固な人を説得しようと思っても簡単にはいきません。
こちらが説得すればするほど、ますます頑なになり、屁理屈で突っぱねます。
頑固な人は自分の今までを否定したくない
頑固な人が自分の失敗を認めたがらないのは、それが自分の今までの人生を否定することにつながるからでしょう。
プライドが高い特徴がある頑固な人は、他の人とは違う特別で素晴らしい自分を作り上げることに必死です。
だからこそ一度でも失敗や自分の至らない点を認めてしまえば、プライドは粉々になってしまいます。
自分が何より正しいと思い込んでいるのは、自己防衛でもあるのでしょう。
自信がないからこそ頑固な生き方でプライドを守っています。
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頑固な人は芯が強すぎる
頑固な人は芯の強い、ブレない心の持ち主です。
他人にどう思われようと自分の意見を貫き通す特徴があるのも、ブレないからこそでしょう。
芯の強いブレない生き方ができる人は、大きな成功を掴むこともあります。
しかし芯が強すぎて加減ができていないと、何もかもうまくいかず失敗に終わることもあるのです。
頑固な人の頑固さはまさに諸刃の剣、うまく使えないと仕事や恋愛でも苦労ばかりしてしまいます。
頑固な人は変化することを恐れる
頑固な人は変化することを恐れるという心理特徴を抱えているでしょう。
世間で流行っている新しい物、あるいは新たに決まったことに対して批判的な人っていますよね。
批判してしまうのは、今まで慣れていたことから全く知らない新しいことに挑戦するのが怖いからです。
新しい意見、方法を受け入れることに対して「失うものの方が多い」と考えてしまいます。
だから変化することに否定的なのでしょう。
後ろ向きな性格や、アナログ人間に多いともいえます。
頑固な人は自分の思うようにしたい
頑固な人は、何でもかんでも自分の思い通りにしたがる特徴があります。
自分の意見こそが最も正しいと思い込んでいるので、自分の意見を押し付けて他人をコントロールしようとするのです。
反論されたり否定されるなど、自分の思い通りにならない相手を強く拒絶します。
何を言われても相手の意見を認めませんし、譲歩することもありません。
頑固な人はイメージを変えるのが怖い
頑固な人はイメージを変えることを怖がっています。
新しいことを受け入れられないのも、自分の経験外のことだからです。
自分が経験したこと、そこからはじき出した思考や感情、結果がこそが正しいため、「新しい方法では絶対失敗する」と思い込んでいます。
今までの方法よりも、新しい方法が良かったら今まで積み重ねてきた自分の経験が否定されることになるでしょう。
それもあって、頑固な人はイメージを変えることが怖いのです。
だからこそ前向きで新しいものが好きな特徴がある人とは相いれません。
頑固になってしまう原因
頑固な人が頑なになってしまうのは、子供の頃の周りの大人から受ける影響、過去のトラウマなどが関係しています。
頑固な特徴を持つ人は、何が原因でそうなってしまうのか確認していきましょう。
子供の頃の大人の影響
親、あるいは学校の先生など幼少期に関わった大人の考え方が、子供の性格形成に影響を与えることは少なくありません。
周りの大人が偏見にまみれた考え方をしていたり、頑なな教育方法を取っていると、子供もそれに影響されて頑固な人になりやすいのです。
自分の周りに頑固な人の特徴を持つ人物がいれば、あなたも知らずにそれを受け継いでしまっている可能性もあります。
過去のトラウマ
心に傷が残るくらい過去に辛い経験をした場合、それが原因で頑固な人になってしまうこともあります。
頑固になるのは、自分の心とプライドを守るためです。
もう傷つきたくないから他人の言葉を信じない、聞き入れない態度を取っています。
虐待やいじめなど、自分の存在意義を疑うような辛い経験をすると、それがトラウマとなる人もいるのです。
頑固な特徴を持つ人は、元々そうではなかったとしても、過去のトラウマから頑固な人になってしまったのでしょう。
成功してうぬぼれている
成功して周りからもてはやされたとき、あるいは自分の思い通りの人生を送っているとき、頑固になってしまう人もいます。
自分は他人とは違う特別な存在なんだと思い込み、周りの人を見下すようになるのです。
見下している人からの意見は聞く気が起きませんし、ますます自己主張が強くなっていきます。
昔は全然そうじゃなかったのに、最近やけに頑固な特徴が目立つのも、その頑固な人が成功した自分にうぬぼれているからかもしれません。
他人にミスをおしつけられた経験がある
頑固な人も、元々はそういった特徴を持っていなかったかもしれません。
過去に裏切られたことがある、他人にミスをおしつけられた経験があるなどのトラウマが、頑固な人にしてしまうこともあります。
例えば信じていた上司が起こしたミスを、自分のせいにされたらどうでしょうか。
皆、上司の言うことを信じて責められたりすると、誰も信じられなくなりますよね。
もう自分しか信用できないから、他人の言うことを疑うようになるのです。
頑固な人との付き合い方
頑固な人は、対人コミュニケーションが円滑にいかない特徴を持っています。
そんな人とも上手に付き合える方法をご紹介しましょう。
頑固なのかわがままかを見極める
頑固な人を見極めることが、うまく付き合っていくコツです。
頑固な人は筋の通ったタイプと、意固地になるあまりわがままになっているタイプがいます。
どちらの特徴を持っているかで対応も変えた方が良いのです。
筋の通ったタイプの頑固な人なら、何にどうこだわっているのか考えましょう。
上から押し付けてわからせようとするのではなく、納得できる伝え方をすれば受け入れてくれます。
わがままなタイプの頑固な人は、例え納得できる方法を提示されてもプライドがあるので素直に受け入れることができません。
共感を示しながら徐々に懐柔していきましょう。
頑固な人への苦手意識をなくす
苦手意識をなくすことで、頑固な特徴がある人とも良い付き合いができます。
苦手だなとか、嫌だなと思う気持ちは表情や態度、雰囲気に出てしまうものなのです。
頑固な人のことはこういう性格なんだから仕方ないと軽く受け止め、好き嫌いで判断するのはやめましょう。
例え気が合わないなと思っても、「色んな人がいるから」とスルーすることがポイントです。
頑固な人の意見を受け止める
頑固な人の意見を受け止めることこそが上手な付き合い方です。
頑固な人は意見やアドバイスを自分への否定、批判だと感じやすい特徴があります。
そのためまずは何か言うよりも先に、頑固な人の言葉を受け止めることが大事なのです。
「そうですよね」「その通りです」と受け止めてから、こちらの意見を伝えましょう。
そうすると頑固な人もちょっとはガードを緩めてくれます。
ポイントは、頑固な人と同じ言葉と表現で意見を伝えることです。
スマホを「携帯」と言う人に「スマホは…」と違う言葉で言っても反感を持たれます。
なるべく頑固な人の言葉を言い換えないようにしましょう。
自分の感情をニュートラルに保つ
頑固な人を相手にするときは、自分の感情をニュートラルに保ちましょう。
頑固な特徴を持つ人と一緒にいると、イライラしたりネガティブになることもありますよね。
余計なエネルギーを消費しないためにも、感情の起伏は抑えめにしておくことがおすすめです。
頑固な人に対しては怒らない、悲しまない、威圧されても怯えないようにします。
自分の意見をなるべく出さない、共感できることは共感するなど、冷静な態度で接してください。
ファストインザドア
頑固な人とはファストインザドアという手法で付き合いをしましょう。
フット・イン・ザ・ドアの場合、初めに小さな要求を頑固な人に受け入れてもらいます。
2つ目の要求は最初のものより少し大きく、3つ目の要求は2つ目のものより大きくといったように、ちょっとずつ要求レベルを上げていくのです。
頑固な特徴がある人には最初に別の案件を、次に本題を受け入れてもらうように仕向けましょう。
ドア・イン・ザ・フェイスという手法もあり、これは初めに大きな要求をして、次にそれよりもレベルを落とした本題を話すというものです。
こちらも頑固な人には利きやすいため、あなたの意見を汲んでほしいときにやってみましょう。
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頑固な人を認める
頑固な人の信念やこだわりを認めてあげることで、良い関係を保ちましょう。
頑固な特徴を持つ人は自尊心が強くプライドが高いため、褒められることに弱いのです。
信念やこだわっていることを「○○さんの考え方を尊敬します」などの言葉で、「あなたの考え方を認めている」と伝えましょう。
自分の考え方を認めてくれた相手には、頑固な人もガードが緩くなります。
頑固な人に相談をしてみる
頑固な人は、自分のことを「他の人とは違う優秀な人間なんだ」と感じるなど、特別視しています。
相談をされると「周りの人から頼られている」と嬉しくなり、こちらの意見を受け入れやすくなるのです。
そこで頑固な特徴がある人には「ちょっと相談なんですけど…」と、相談をする体で意見を伝えてみましょう。
頑固な人との共通の友人に相談する
頑固な人とあなたの1対1ではどうしてもうまくいかないこともあります。
そこで頑固な人との共通の友人に相談し、間に入ってもらいましょう。
頑固な特徴を持つ相手をよく知っている人物なら、扱い方もわかっています。
それに頑固な人が信頼している相手であれば、その人の言うことなら聞き入れるでしょう。
頑固な上司がいる場合、その上の人を交えての話し合いなら、上司も大人しく意見を聞いてくれます。
頑固な彼氏・彼女との付き合い方
頑固な人が恋人になったら付き合いにも悩みますよね。
頑固な特徴のある彼氏、または彼女とはご紹介する方法で付き合っていくといいでしょう。
喧嘩になったらお互いに妥協案を考える
頑固な人が彼氏または彼女だった場合、喧嘩になったときのためにお互いに妥協案を考えておきましょう。
頑固な特徴を持つ人を説得しようとしても、そう簡単にはいきません。
相手の考え方を変えようとするのではなくて、お互いの妥協点を見つけておくことが大事なのです。
頑固な恋人も自分も納得できる条件がわかっていれば、喧嘩もすぐ収まります。
妥協できる部分と出来ない部分の見極めをはっきりする
頑固な人と恋人関係になる上で忘れてはいけないのが、妥協できる部分と出来ない部分をはっきり見極めるということです。
頑固な特徴を持つ彼氏や彼女とうまくやっていくには、「これは許せる」「これは絶対許せない」ということを見極めましょう。
相手と自分の妥協点を理解し合っておくことで、円滑なコミュニケーションを取ることができます。
また、あなたが我慢できることであれば、頑固な人が絶対にこれだけは譲れないというところを優先的に妥協してあげると良い関係を保てますよ。
我慢できないときは「頑固すぎる!」と伝えてみる
頑固な人が彼氏や彼女だと、「もういい加減にしてほしい」と感じてしまうこともありますよね。
頑固な特徴を持つ恋人とうまく付き合っていくには、「頑固すぎる!」と伝えてみることも大事です。
例えその一言がきっかけで別れることになったとしても、はっきりと言わなければこちらの気持ちはなかなかわかってもらえません。
どうしても無理だと思うことがあれば、頑固な恋人にしっかり意見を伝えましょう。
頑固な上司や先輩との仕事での付き合い方
職場にいる頑固な上司や先輩との付き合い方をご紹介します。
頑固な特徴を持つ人と一緒に仕事をするのって、本当に疲れますよね。
頑固な人ともうまく付き合っていけるように、これらの方法を試してみてください。
理不尽でも感情的にならず落ち着く
頑固な人に理不尽なことを言われても、感情的になるのではなく、まずは落ち着きましょう。
上司や先輩が無茶な意見も平気で押し通すのは、自分の意見こそが一番正しいと思い込んでいるからです。
頑固な特徴を持つ人がそうなってしまうのは、自分の中に「これはこうじゃないといけない」という強いこだわりがあるせいでしょう。
そのため感情的に意見すると、頑固な人はもっとヒートアップしてしまいます。
感情を抑えて頑固な人の意見を聞いて受け止める素振りを見せると、懐柔しやすくなるのです。
真に受けずに話を流す
ちょっとした意見でも、すぐ批判だと思い込む頑固な特徴を持つ上司や先輩の言うことは、真に受けないようにしましょう。
頑固な人はこちらにそんなつもりがなくても、「否定された!」と思うと脊髄反射で反論してきます。
そんな相手と仕事でうまく付き合っていくには、真に受けないで話しを聞き流すことも時には重要です。
素直に聞いているフリをしながら右から左に聞き流すことで、ストレスを軽減できるでしょう。
頑固な人が仕事のミスをしても共感してから指摘する
頑固な人が一番嫌うことは、自分を否定されることと、反論されることです。
仕事で頑固な特徴がある上司や先輩と関わらないといけないとき、ただ相手のミスを指摘するのではうまくいきません。
褒めて煽てて労って、共感を示してからさりげなくミスを指摘しましょう。
例え自分が悪くても素直に謝らないのが頑固な人です。
ここまで手間をかけないと、頑固な人は他人の意見を聞き入れません。
頑固な人への謝り方
頑固な人は謝り方一つにも注意しなければならないのです。
頑固な特徴を持つ人を怒らせてしまったときの参考にしてください。
頑固な人が傷ついたプライドをフォローする
頑固な人に謝るときは、傷ついたプライドをフォローしてあげましょう。
頑固な特徴がある人は、他の人からすると肯定的なアドバイスであっても、「否定された!」とプライドが傷ついてしまいます。
例えば意見が違ったことで頑固な人が怒ったなら、相手の考え方を認めていると伝わる言い方をしましょう。
「○○は私も同意見だよ」「××は同じように思ってた」など、明確に伝えます。
全てを否定しているのではないとわかれば、頑固な人も怒りを鎮めてくれるはずです。
事実に基づいて話す
意外にも自己肯定感の低い頑固な人は、自分の傷つきやすい心を守るために頑なになっています。
頑固な特徴がある人を怒らせたときは、事実に基づいて話しましょう。
頑固な人に「怒らせるつもりはない」と曖昧な言い方をしても、余計に怒るだけです。
「○○さんの気持ちや考え方を否定したんじゃない。××の部分について私はこうだと思ったんだ」というような具体的な伝え方をしてください。
また、「○○さんの言い分はよくわかる、私もそうだと思った」など、頑固な人を認めていることも一緒に伝えるといいでしょう。
頑固を止める方法は?
自分自身、頑固な人の特徴に当てはまるというときは、早めにそれを止めた方がいいでしょう。
頑固な考え方を止める方法を試すことで、周りともコミュニケーションを取りやすくなります。
社会への柔軟性を身に着ける
自分自身に頑固な人の特徴があると思ったとき、それを止めるためには社会への柔軟性を身に着けることがポイントです。
流行っているものを否定しない、新しい物事に対して批判的にならないようにしましょう。
新しい方法を提案されたとき、誰かからアドバイスされたときも、いきなり否定から入るのはいけません。
「こういうものが流行ってるんだ」と興味を持つ、「そういう考え方もあるんだ」と受け入れることが大事なのです。
その時々に合わせた柔軟な思考こそ、頑固な性格を直す秘訣でしょう。
頭・脳を休める
仕事だったり恋愛や家庭のことで脳が疲れてしまい、無意識に頑固な人になっていることもあります。
頑固な特徴がある、それをどうにかしたいと思ったときは、まずは頭・脳を休めましょう。
柔軟な考え方をしたり他人と円滑なコミュニケーションを取るには、多大なエネルギーが必要です。
でも脳が疲れていると、他人の意見を受け入れる余裕がないせいで、つい否定・批判的になってしまう人もいます。
たまには何も考えない時間を作り脳を休めることで、頑固なところも改善されていくでしょう。
まとめ
頑固な人は他人の意見やアドバイスを、自分への否定や批判だと思い込む特徴があります。
これは脳が疲れてまともな判断ができなくなっていたり、過去のトラウマから他人の言うことが信用できないせいです。
周りにいる頑固な人の心理的特徴を知り、そして付き合い方を学ぶことで、頑固な人との接し方がわかります。
自分も頑固なところがあるかもしれないと感じたら、脳を休め、そして柔軟な考え方を取り戻しましょう。
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